Waymoの次世代ロボタクシー「Ojai」が3都市で一般開放
原題: Waymo’s cheaper, next-gen robotaxi is now open to all riders in these three cities
なぜ重要か
Ojaiの量産展開は、Waymoがスケール拡大と収益化に向けてコスト構造を抜本的に見直す重要な転換点を示す。
Alphabetの子会社Waymoは2026年8月19日、次世代ロボタクシー「Ojai(オーハイ)」をロサンゼルス、フェニックス、サンフランシスコの全ライダーに開放した。現在の商業フリートには約300台が稼働しており、同年末にはデンバー、ラスベガス、サンディエゴへの展開も予定する。2026年末までに5,000台の米国輸入が見込まれている。
Waymoは2026年8月19日、次世代ロボタクシー「Ojai」をロサンゼルス、フェニックス、サンフランシスコの全利用者向けに正式開放した。現時点では配車リクエスト時にOjaiが割り当てられる場合があり、フリート台数が増加した段階で、利用者は既存のJaguar I-PaceロボタクシーとOjaiを選択できるようになる予定だ。
Ojaiは中国のGeely Holding Group傘下ブランドZeekrが製造するミニバンをベースとしており、WaymoはZeekrと2021年に提携してプロトタイプや量産仕様の開発・テストを重ねてきた。車両はZeekrのSEA-Mプラットフォーム上に構築されており、ロボタクシーや配送バンのような用途を想定して設計されている。
技術面では、Waymoの第6世代自動運転システムを搭載。このシステムはモジュール設計で複数の車両タイプへの展開を想定しており、商業戦略の中核を担う。また車内にはGoogleのGemini AIをアシスタントとして統合し、ライダー向けのインターフェースも刷新した。
中国製車両には米国の輸入関税が課されており、コスト増の要因となっている。Waymoはこれに対応するため、Zeekrから出荷された車両に中国製コネクテッドカー技術を搭載せず、米国到着後にアリゾナ州の自社工場で自動運転システムを組み込む方式を採用している。
ニューヨーク拠点の調査会社MoffettNathansonは、輸送貨物の詳細記録を分析した結果、Waymoが2026年末までに5,000台のOjaiを米国に輸入するペースにあると指摘。これは現在のJaguarフリートの2倍以上に相当するという。Waymoは現在、米国11都市でロボタクシーサービスを展開している。