Waymo、児童衝突事故でNHTSAに文書提出

原題: Waymo hands over documents in NHTSA’s child collision probe

なぜ重要か

自動運転車の児童安全に関する規制当局の調査進展は、ロボタクシー業界全体の安全基準策定や規制枠組み形成に直接影響するため注目される。

Waymoは米道路交通安全局(NHTSA)が進める児童衝突事故調査に対し文書を提出した。事故は2026年1月23日にカリフォルニア州サンタモニカで発生し、Jaguar I-Paceロボタクシーが9歳の女児に衝突。NHTSAは3月23日に12項目の質問を送付し、Waymoは延長申請を経て7月8日付の書簡で回答した。提出文書は「機密情報」として全文が黒塗りされている。

2026年1月23日、カリフォルニア州サンタモニカで、WaymoのJaguar I-Paceロボタクシーが学校付近を走行中に9歳の女児と衝突した。国家運輸安全委員会(NTSB)の予備報告書(3月公開)によると、車両は時速約27km(17mph)で走行していたが、女児が車道に出たことを検知してブレーキをかけ、時速約10km(6mph)まで減速した後、「前部右側ヘッドライト付近」で衝突した。女児は転倒したが自力で歩道まで移動し、軽傷のみで医療搬送は不要だった。

NHTSAは事故発生の1週間後に調査開始を発表し、3月23日にWaymoへ12項目(一部は複数の小問を含む)の質問状を送付した。当初の回答期限は5月8日だったが、Waymoは5月1日付の書簡で延長を申請。同社の安全担当シニアディレクターであるMatthew Schwallは「WaymoがODIの調査に資する関連情報を提供しつつ、双方に過大な負担を与えないことが共通の目標だ」と記した。NHTSAは12問のうち10問について回答期限の延長を認め、Waymoは7月8日付の書簡で一部質問への回答を提出した。

NHTSAがWaymoに求めた情報は、スクールゾーンでの速度制限の決定方法、学校周辺でのロボタクシーの挙動に関する苦情の有無、ソフトウェアに関する文書など多岐にわたる。TechCrunchの問い合わせを受け、NHTSAは8月21日(金)朝に初回分の文書を同局ウェブサイトに掲載したが、提出文書は全て「機密ビジネス情報」として黒塗りされている。NHTSAは「他の回答を審査中であり、完了次第、調査ファイルに公開する」とTechCrunchに説明した。Waymoは木曜日にTechCrunchへ「提出を完了した」と伝えている。なお、NTSBによる調査はNHTSAの調査とは別個に進められており、NTSBは通常12か月後により詳細な最終報告書を公表する。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →