Oura、睡眠追跡精度で消費者欺いたと集団訴訟

原題: Oura faces lawsuit accusing it of misleading consumers about sleep-tracking accuracy

なぜ重要か

ウェアラブル健康デバイスの精度表示に関する訴訟は、業界全体の広告規制と消費者信頼に影響を与える先例となり得る。

スマートリングメーカーのOuraが睡眠追跡機能の精度について消費者を誤解させたとして、Clarkson Law Firmが2026年8月21日にサンフランシスコで集団訴訟を提起した。訴状は、Ouraリングが睡眠ステージ判定に必要な生理的信号を計測できず、AIによる推定値の正答率は「コインの裏表と同程度」にすぎないと主張している。

Clarkson Law Firmが提出した訴状によると、Ouraリングは睡眠の質や睡眠ステージを評価するために必要な生理的信号を一切計測できないとされている。訴状は、「睡眠は脳内で起こるものであり、指の上で計測できるものではない」と主張し、正確な睡眠ステージの判定には頭皮の電極と眼球センサーが必要であり、それは病院や臨床環境でしか実現できないと述べている。

にもかかわらず、Ouraは「精度のために設計された」「比類のない精度」といった表現で製品を宣伝し、計測精度79%を達成できると顧客に伝え、さらに最近では臨床睡眠検査との比較で95%の睡眠ステージ精度を謳っていたと訴状は指摘している。Ouraリングの価格は300ドル以上と設定されており、訴状は「病院の睡眠検査室でのみ可能な4つの睡眠ステージを確認できる」と広告していたと批判している。

Ouraユーザーの間では以前から、睡眠精度への不満がインターネット上で広く共有されており、睡眠が良くなかったと感じているにもかかわらずデバイスが「最適な睡眠」と表示したといった声や、睡眠サイクルの検出能力に疑問を呈するコメントが多数寄せられていた。

Clarkson Law FirmのRyan Clarkson共同創業者兼マネージングパートナーは「人々が健康に関する意思決定のためにデバイスを頼るとき、誤った情報は許されない。Ouraユーザーは画面上の数字が現実を反映していると信じ、不正確な数値をもとに生活を組み立てている。不正確なデバイスを正確で信頼できるものとして販売することは危険だ」とコメントした。

訴状はOuraに対し、消費者への虚偽広告の停止、差止救済、および誤った主張にもとづいて製品を購入した消費者への返金を求めている。TechCrunchの取材に対し、Ouraはコメントしていない。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →