Waymoがロビー活動費を倍増、Uberとロボタクシー覇権争い
原題: Waymo doubles spending on lobbying in robotaxi battle with Uber
なぜ重要か
ロボタクシー市場の規制形成が本格化する中、Waymoのロビー投資拡大は自律走行産業の将来的な事業環境を左右する重要な指標となる。
Alphabet傘下のWaymoは2026年4〜6月期に連邦政府へのロビー活動費として100万ドル超を支出し、前年同期比で2倍以上に増加した。2026年上半期の合計は約200万ドルと前年比93%増。完全自律型タクシーサービスの普及を連邦規制当局に認めさせるため、競合Uberに肉薄する規模のロビー活動を展開している。
Waymoは米連邦政府や各州に対するロビー活動費を大幅に拡大している。連邦ロビー開示資料によると、2026年4〜6月期の支出は100万ドルを超え、前年同期比で倍増した。2026年上半期の累計は約200万ドルと前年比93%増となり、Uberの支出額に並ぶ水準に達した。Amazon傘下のZooxやTeslaは大きく引き離された。
Waymoは完全無人の商業サービスを迅速に実現する規制枠組みを求めているのに対し、Uberは人間のドライバーと並行してロボタクシーを段階的に導入する方針を主張しており、両社のビジョンは対立している。この対立はパートナーシップ関係の悪化にもつながっており、Financial Timesは先月、WaymoがAustinとAtlantaでのUberとの提携解消を検討していると報道した。アナリストのWalter Piecyk氏(LightShed Partners)は「両社はロビー活動を強化し、互いに激しく競合しており、それが関係解消を加速させているようだ」と述べた。
ニューヨーク州では、Waymoが今年これまでに50万ドル超を支出しており、Uberの2倍以上の規模となる。Kathy Hochul知事が年初に自律走行車サービスを州全体に広げる提案を撤回した後、ロビー活動が一段と強化された。Waymoは技術導入で影響を受けるドライバーを支援する2000万ドルの基金設立も提案したという。ニュージャージー州では3年間のパイロットプログラムを検討する議員らに働きかけている。ワシントンDCでは地元ロビー支出でUberとZooxを上回り、ロボタクシー導入許可を求めて住民に支持書簡の提出を呼びかける活動も展開した。
Waymoは声明で、自律走行車の普及を支持する活動を行っており、競合他社を制限したり技術の展開方法を「規定」する措置は求めていないと説明した。