Khosla Ventures、初のNY拠点を今秋開設
原題: Khosla Ventures is opening a New York office this fall — its first outpost outside Sand Hill Road
なぜ重要か
ベイエリア一極集中だったトップVCがNY進出することで、東海岸のスタートアップエコシステムへの投資マネー流入が加速する可能性がある。
Khosla Venturesは2026年秋、サンドヒルロード以外では初となるオフィスをニューヨーク・14thストリートに開設する。パートナーのKeith Raboisが9月11日、TechCrunchのStrictlyVCイベントで明らかにした。同社はSFにもオフィスを持たないため、初の拠点設置となる。Rabois自身も東海岸に移住済みで、複数のKhoslaの投資家がこのオフィスに入居する予定だ。
Khosla Venturesのパートナー、Keith RaboisがニューヨークのWest Villageで開催されたTechCrunch主催「StrictlyVC」イベントに登壇し、同社初の拠点設置計画を正式に認めた。場所はニューヨーク・14thストリートで、今秋のオープンを見込む。ただしRaboisは「今まさに工事中らしいが、秋という時期はかなり曖昧だ」と率直に語り、工期遅延の可能性も示唆した。
同社はサンフランシスコにもオフィスを持たないため、今回が文字どおり初の外部拠点となる。「私たちにとって非常に大きな一歩だ」とRaboisは述べた。
オフィスの特徴的な機能として「エグゼクティブ・ブリーフィングセンター」が設けられる。週4日、10〜12社のポートフォリオ企業を一度に招き、Fortune 500企業と面会させる場だという。「ポートフォリオ企業はパイロット案件や顧客を獲得できるため、このオフィスは非常に活気ある空間になる」とRaboisは参加者に説明した。
今回の発表はRabois自身の東海岸移住とも連動している。夫であるJacob Helberg国務次官(経済・エネルギー・環境担当)や子どもたちがワシントンD.C.に在住するため、Raboisはすでに東海岸へ拠点を移している。
ニューヨークの人材層についても言及があった。学卒直後の若手については「ベイエリアと同等の水準がある」と断言し、自身が繰り返し支援するフィンテック企業Rampを例に挙げた。一方、シニアエンジニアやアーキテクト級については「それは課題だ」と認めた。さらに上位の経営幹部人材については、供給の問題というよりニューヨーク郊外に居住するシニア層の通勤負担が最大のネックになると指摘した。