メイン州知事がデータセンター建設禁止法案を拒否権で阻止
原題: Janet Mills vetoes Maine data center ban
なぜ重要か
全米初となる州レベルでのデータセンター規制の動向として、エネルギー消費増大への対応策議論に影響を与える可能性がある
メイン州のジャネット・ミルズ知事は24日、大規模データセンターの新設に一時禁止を課す法案に拒否権を行使した。同法案は20メガワット以上の電力を必要とするデータセンターの承認を2027年10月まで凍結する内容で、成立すれば全米初の州レベルでの措置となる予定だった。
ミルズ知事は民主党主導の州議会が可決した法案について、拒否権行使の理由を州議会への書簡で説明した。同法案は20メガワット以上の電力を必要とする大規模データセンターの承認を2027年10月まで凍結し、州が任命する評議会が地域の電力網、電気料金、大気・水質への影響を分析する間の一時禁止措置を定めていた。
ミルズ知事は「他州での大規模データセンターが環境と電気料金に与える影響を考慮すると、一時禁止は適切である」と述べた一方で、ジェイ市の旧インターナショナルペーパー工場跡地で進行中のデータセンタープロジェクトを例外とするよう求めていたが、最終版の法案にはその例外規定が含まれなかったと説明した。
同工場は2023年にボイラー爆発事故により閉鎖され、数百人の雇用が失われていた。ミルズ知事は現在、民主党の上院議員候補として、進歩派の新人政治家グラハム・プラットナーとの厳しい予備選を戦っている。この決定は、データセンターが環境や電気料金に与える影響と、もたらす収入との間の困難な選択を反映している。