CloudNCが2000万ドルを調達し製造自動化を加速

原題: CloudNC raises $20M to automate manufacturing’s most pressing bottlenecks

なぜ重要か

製造業のCNC加工自動化はサプライチェーン効率化の鍵であり、防衛・自動車など基幹産業への波及効果が大きい。

英国の製造業向けソフトウェアスタートアップCloudNCは2026年9月8日、2000万ドルのシリーズB拡張ラウンドを完了したと発表した。累計調達額は1億2800万ドルに達する。同社はAIを活用したCAM AssistソフトウェアによりCNC加工の工程を自動化しており、世界1000以上の機械加工工場が導入している。

英国拠点のCloudNCは2015年にTheo SavilleとChris Emeryが共同創業した製造業向けソフトウェア企業で、今回の2000万ドルのシリーズB拡張ラウンドにより累計調達額が1億2800万ドルに達した。前回の大型調達は4年前で、今回はNimble Venturesがリードし、Calculus Venture Capital、Entrepreneur First、Lockheed MartinのベンチャーアームであるLM Capitalが参加した。

同社の主力製品であるCAM AssistはAutodesk FusionやMastercamなど既存のCAM(コンピュータ支援製造)システムに組み込まれるプラグイン型ソフトウェアで、CNC加工における工程計画を自動化する。従来はプログラマーが手動で行っていた工具の選定、アプローチ方向の決定、切削条件の設定、CNC機械向けコード生成などを自動化し、その結果をユーザーが確認・修正・承認する仕組みを採用している。

CEOのSavilleは「従来のCAMシステムは強力なツールキットだが、CAM Assistは専門家のアシスタントとして最初の思考プロセスや繰り返し作業を自動化し、人間が内容を確認・改善・承認できるようにするものだ」と説明し、熟練労働者の効率と生産性を高めることを目的としており、専門的判断を排除するものではないと強調した。

現在、世界1000以上の機械加工工場がCAM Assistを導入しており、顧客の80%が米国企業。従業員80名体制で、今回の資金調達によりCAM Assistの普及拡大、営業体制の強化、既存および新規市場への展開、そして製造業者向けに見積もり作成を自動化する新製品「Quote Agent」の開発を推進するとしている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →