AnthropicがRFT/SFT関連の使用をブロック、研究者が批判

原題: Anthropic blocks users for anything touching training larger models

なぜ重要か

AI企業による出力データの利用制限強化は、学術研究の自由と商業モデル保護の衝突点として業界全体の規範形成に影響する。

香港科技大学のCS博士課程在籍の研究者Jiahao Shaoは2026年10月31日、AnthropicがRFT・SFT・大規模モデルの学習に関連する操作を行うと、アカウントのブロック、Opus 5.5からOpus 5へのダウングレード、またはセッションの強制終了が発生すると報告した。同投稿は13.6万回以上閲覧された。

HKUST在籍の研究者Jiahao Shaoは、Xへの投稿でAnthropicおよびCEOのDario Amodeiを名指しで批判した。Shaoによれば、自身はClaudeを用いてジョブの投入と分析実行を補助させただけで、モデルの蒸留(distillation)は一切行っていない。ロールアウトにはオープンソースモデルを使用しており、Claudeの出力を学習データに用いた事実はないと主張している。

にもかかわらず、Anthropicから「競合モデルの学習」に該当するとして flagされ、それ以降はRFT(Reinforcement Fine-Tuning)、SFT(Supervised Fine-Tuning)、および大規模モデルの学習に触れる内容を入力するとアカウントブロック・モデルのダウングレード・セッション強制終了のいずれかが発生するという。

Shaoはさらに、「Anthropicはウェブ上の書籍・コード・フォーラムなど第三者のデータで自社モデルを学習させておきながら、有料ユーザーが自分のモデル学習に活用することは禁止している」と指摘。「蒸留禁止の方針は二重基準だ」とも述べた。

Anthropicの利用規約は、Claude APIを通じて取得した出力を用いて競合するAIモデルを学習させることを明示的に禁止している。ただし今回の投稿では、Anthropicが具体的にどのような行為を「競合モデルの学習」と判断したかの詳細は示されていない。Anthropic側からの公式コメントは確認されていない。

投稿には1,800件超のリポストが集まり、研究コミュニティで議論を呼んでいる。一部ユーザーからは「有料の研究用途に対して過剰な制限だ」という声が上がる一方、Anthropicの利用規約を支持する意見も見られる。

出典

x.com — 元記事を読む →