Thinking Machines、評価額400億ドルで10億ドル調達交渉中
原題: Accel reportedly in talks to lead $1B round for Thinking Machines at $40B valuation
なぜ重要か
設立から約1年半で評価額が120億ドルから400億ドルへと急増しており、AIスタートアップへの大型資本流入が続いていることを示す事例として注目される。
元OpenAI CTOのMira Muratiが設立したAIラボThinking Machinesが、評価額400億ドル以上で10億ドルの資金調達を交渉中であると、The Informationが2026年9月3日に報じた。既存出資者Accelがラウンドをリードする方向で協議が進んでいる。同社の年間収益ランレートは1億ドルを超えており、前回ラウンドでの評価額120億ドルから大幅に上昇する見込み。
AIラボThinking Machines Labが評価額400億ドル以上で10億ドルの資金調達を検討していると、The Informationが報じた。既存出資者であるAccelがラウンドをリードする方向で交渉中とされ、TechCrunchの情報源もこれを裏付けている。
同社の年間収益ランレートは1億ドルを超えているとされるが、400億ドルという評価額はこの収益規模に対して極めて高い倍率を反映している。なお、昨年末にThinking Machinesが目指していたとされる評価額500億ドルを下回る水準となっている。
Thinking MachinesはMira Murati氏が昨年初頭に設立したAIラボ。前回ラウンドでは20億ドルを調達し、評価額120億ドルが付いた。これは史上最大規模のシード資金調達の一つとされ、Andreessen Horowitzがリードし、Nvidia、GV、Lightspeed、Conviction Partnersが参加した。
2026年7月には、オープンウェイトモデル「Inkling」を発表。独自データを用いたモデルのカスタマイズを可能にするプラットフォーム「Tinker」において、使用量ベースのコンピュート料金を課金する形で収益を上げている。
一方で、共同創業者のLilian Weng氏やLuke Metz氏など複数の著名メンバーがOpenAIに戻るなど、設立以来幹部の離脱も相次いでいる。AccelおよびThinking Machinesはコメント要請に即答しなかった。