米FAA、2028年までにフロッピーディスクを廃止へ

原題: US FAA says it will phase out floppy disks from air traffic control by 2028

なぜ重要か

航空管制インフラの近代化は飛行安全に直結し、IT刷新需要の観点からも政府調達市場への影響が大きい。

米国連邦航空局(FAA)は、航空交通管制システムで使用しているフロッピーディスクを2028年までに段階的に廃止すると発表した。老朽化したレガシーインフラの刷新を目指す動きで、航空管制の信頼性・安全性向上に向けた取り組みの一環となる。

米国連邦航空局(FAA)は、航空交通管制(ATC)システムにおいて依然として使用されているフロッピーディスクを2028年までに完全に廃止する計画を明らかにした。Reuters が報じた。

フロッピーディスクは1970〜80年代に普及したストレージメディアであり、民間での利用はほぼ絶滅している。しかしFAAを含む一部の政府・インフラ機関では、システムの安定性や認証コストの問題から、旧来の技術をそのまま運用し続けるケースが珍しくなかった。

米国の航空交通管制システムは長年にわたってIT近代化が遅れており、議会や監査機関からたびたび批判を受けてきた。政府説明責任局(GAO)も過去の報告書の中で、FAAが数十年前の技術に依存していると指摘しており、今回の発表はこうした批判への対応とも読める。

FAAは2028年という期限を設けることで、老朽化インフラの刷新に具体的なタイムラインを示した形だ。移行先の具体的なシステムや技術の詳細については現時点で明らかにされていないが、近代的なデジタルストレージおよびネットワークインフラへの移行が想定される。

航空管制システムの信頼性は直接的に飛行安全に直結するだけに、今回の廃止計画は安全対策の観点からも注目される。

出典

reuters.com — 元記事を読む →