Flipper Zeroが開発継続を正式発表

原題: The future of Flipper Zero development

なぜ重要か

セキュリティ研究用デバイスとして世界的に普及したFlipper Zeroの開発継続表明は、オープンソースハードウェアエコシステムの持続可能性を示す事例として業界注目度が高い。

ハッキングツール「Flipper Zero」の開発元は2026年7月1日、ファームウェア開発を停止したとのコミュニティの懸念に対し、開発継続を正式に表明した。今後はGitHub Discussionsでの機能リクエスト投票、プルリクエストガイドラインの明確化、統合テストの義務化など新ルールのもとでコミュニティ貢献を受け付ける体制を整える。

Flipper Zeroの開発チームは、共同創業者のPavel Zhovner氏が2026年7月1日に公式ブログを通じて声明を発表し、ファームウェア開発の継続とコミュニティ関与の強化を明言した。

チームは声明で、コミュニティからの強い反発を受けてアプローチを再考したと説明した。今後の具体的な変更点として、GitHub Discussionsでの機能リクエスト投票制度の導入、プルリクエストガイドラインの明確化、統合テストの義務化の3点を挙げている。

声明では2020年のKickstarterキャンペーン開始当時を振り返り、約500万ドルの支援を集めながらも「詐欺師」と批判を受け、新型コロナウイルス禍による部品不足やサプライチェーンコストの高騰、物流の混乱など多くの困難に直面したことを明かした。それらを乗り越え、全バッカーへのFlipper Zero出荷、Kickstarterで約束した全機能の実装、SDK・APIを含むハードウェアプラットフォームの構築、多数の国での正規輸入認証取得をすべて達成したと報告している。

技術面では、Flipper Zeroのフラッシュメモリが700KBと限られているため、機能追加の限界に早期に達したと説明。この制約を回避するためにmicroSDカードからアプリを動的に読み込むアーキテクチャを採用し、これが2024年にリリースされた安定版ファームウェア1.0の基盤となったと述べた。

出典

blog.flipper.net — 元記事を読む →