自作オープンソース掃除ロボット「oomwoo」始動

原題: Oomwoo, an open-source robot vacuum you build yourself

なぜ重要か

メーカーコミュニティ主導のオープンソース家庭用ロボット掃除機は、ベンダーロックインのない新たなホームオートメーション分野の可能性を示す事例として注目される。

Makers PetのIlia O.氏は2026年6月14日、自分で組み立てられるオープンソースのロボット掃除機「oomwoo」プロジェクトを公開した。Raspberry Pi 5、ROS 2、2D LiDAR、Home Assistantに対応し、3Dプリント製シャシーを採用。クラウド不要のローカルファーストで動作し、GitHubでハードウェアからソフトウェアまで全てをオープンソースとして公開する。

Makers PetのIlia O.氏が「oomwoo」と名付けたビルドインパブリック形式のオープンソース掃除ロボットプロジェクトを始動した。名称は180度回転させても同じに読める回転アンビグラムで、あらゆる方向に走り回るロボットを表現している。

oomwooの主な特徴は以下の通り。ハードウェア・ソフトウェア・ファームウェアの全てをオープンに公開、2D LiDARによるマッピングとROS 2 / Nav2を用いた自律走行、Home Assistantとのネイティブ連携、3Dプリント対応の改造可能なシャシー、そしてクラウド不要のローカル動作を基本とする。オプションでクラウド機能やROS 2アプリストアも計画されているが、コアの動作は常にクラウドなしで完結することを約束している。

現在プロジェクトは初期段階の「v0」マイルストーンに向けて進行中。3Dプリント製シャシー、ROS 2 Gazeboシミュレーション、手動SLAMによるLiDAR、Raspberry Pi 5またはESP32(micro-ROS)上でのROS 2動作が目標で、最終アーキテクチャは検討中とされる。公開予定の成果物にはBOM(部品表)、3Dプリントファイル、ROS 2パッケージ、ファームウェア、モータードライバー・センサーPCB、ビルドドキュメント、デモ動画が含まれる。

プロジェクトはコミュニティが並行して参加できるモジュール式の設計を採用。ROS 2 URDF+Gazeboシミュレーション、カバレッジクリーニング、ダストボックス設計、真空ファン組み立てなど複数のモジュールでプルリクエストを受け付けている。GitHubリポジトリ(github.com/makerspet/oomwoo)でモジュール一覧、アーキテクチャドキュメント、コントリビューションガイドラインを公開している。

出典

makerspet.com — 元記事を読む →