テスコ、Broadcomの「違法行為」受けVMware 40,000サーバーを移行

原題: Tesco moving 40,000 server workloads off VMware amid Broadcom's “abusive conduct”

なぜ重要か

大規模エンタープライズ企業による訴訟は、Broadcomの買収後の価格戦略の法的妥当性を問うもの。業界全体のベンダーロックイン懸念と企業のマルチベンダー化戦略の加速化に影響を与える可能性がある。

英国の小売大手テスコは、Broadcomによる「違法行為」を理由にVMwareの40,000サーバーワークロードをオフプラットフォーム化している。テスコは英高等裁判所にBroadcomを提訴し、Broadcomが2023年11月のVMware買収後、ライセンス価格を約175%値上げしたと主張。2026年1月にBroadcomがサポートを停止し、テスコは代替ソリューションへの移行を強いられている。

テスコは2023年度に73.7億ポンド(約986億ドル)の売上を報告する英国の小売大手。2021年1月にVMware vSphere FoundationおよびCloud Foundation、VMware Tanzuのサブスクリプション、2026年までのサポート契約(その後4年間延長可能)を購入していた。

しかし、Broadcomが2023年11月にVMwareを買収後、既に支払い済みのソフトウェアに対して「過度で膨らんだ価格」の支払いを要求。さらに、永続ライセンスソフトウェアのサポートサービスを購入する際、同じソフトウェアの重複したサブスクリプションベースライセンスを同時購入することを強要したという。

テスコの訴訟資料によると、Broadcomはサブスクリプション購入なしにセキュリティアップデートの提供も拒否した。2026年1月、Broadcomはテスコの製品サポートを停止し、テスコは現在サードパーティサポートに月額料金を支払っている。

テスコは迫られた状況下で機能が劣る代替ソリューションへの移行を余儀なくされており、2027年末までの完全移行を目指しているが、急速な移行スケジュールのため業務上の重大なリスクが生じている。また、VeeamおよびZertoとの互換性がないため、データセキュリティに関連した移行課題にも直面している。

テスコはBroadcom、VMware、リセラーのComputacenterに対し、各社から1億ポンド(約1,336万ドル)以上の損害賠償と利息を請求。Broadcomの提案の一つは、VMware Cloud Foundation 9.0とメインフレームソフトウェア、1年間のサポートに2,350万ドル(約1,760万ポンド)の価格設定がなされていた。

出典

arstechnica.com — 元記事を読む →