Lyftがロボタクシー市場に本格参入
原題: TechCrunch Mobility: Lyft has entered the robotaxi chat
なぜ重要か
Lyftの参入で、米国ロボタクシー市場の競争軸が事業者間の技術開発から「運用・フリート管理」にシフトする可能性を示す。
米配車サービス大手Lyftは2026年9月、テネシー州ナッシュビルでWaymoのロボタクシーをLyftアプリから呼べるサービスを開始した。Lyftは子会社Flexdriveを通じてWaymo車両の整備・車庫運営を担う。これはLyftにとって、ドライバー不在の完全自動運転車を使った初の商用ロボタクシーサービス参入となる。
Lyftは今週、ナッシュビルでWaymoのロボタクシーを自社アプリ上で提供開始し、ロボタクシー市場への本格参入を果たした。ユーザーはWaymoアプリ経由に加え、Lyftアプリからも空き状況に応じてWaymo車両を配車できる。Lyftは子会社Flexdriveを通じ、車両の整備・準備状態の管理や車庫オペレーションを担当する。
LyftのAV(自動運転車)との関わりは長い。ラスベガスでのAptiv(現Motional)との提携、アトランタでのMay Mobility、ロンドンでのBaidu、フェニックスでのWaymoなど、複数のパートナーと連携してきた。しかし今回が「ドライバーなし」の完全自律走行車両を使った初の商用サービスとなる点が大きな節目だ。
LyftはかつてLevel 5という社内部門で自社AV技術を約4年間・数百万ドル規模で開発したが、2021年にトヨタ傘下のWoven Planet Holdingsへ5億5,000万ドルで売却した。その後はコアのライドヘイリング事業に集中し、AVから一時距離を置いていた。
TechCrunchはLyftの成長担当EVP、Jeremy Birdに取材した。Birdは2026年の重点としてナッシュビルのWaymoおよびロンドンのBaidu(まだ商用サービス未開始)との提携を挙げた。「来年はさらなる多様化が見られるだろう。両パートナーとの拡大が理想的だ。来年は我々にとって大きな年になる」と述べた。
BirdはLyftを「グローバル化が進む世界企業」と繰り返し表現し、ロンドンを「魅力的な市場」と評した。今後の国際展開では、AVと有人車両を組み合わせた「ハイブリッドネットワーク」を初期から構築できる市場を優先する方針を示している。