OSSポータブルゲーム機「RISCBoy」が公開

原題: RISCBoy is an open-source portable games console, designed from scratch

なぜ重要か

RISC-VとオープンソースFPGA設計の教育・研究用途における具体的な実装例として、ハードウェア開発コミュニティへの貢献度が高い。

開発者Wren6991氏がGitHub上でオープンソースのポータブルゲームコンソール「RISCBoy」を公開した。RISC-V互換CPUやラスターグラフィックスパイプライン、PCBレイアウトをすべてゼロから設計。iCE40-HX8K FPGAへの実装を想定しており、Verilog 2005で記述されている。

開発者Wren6991氏がGitHubにて、オープンソースのポータブルゲームコンソール「RISCBoy」を公開した。このプロジェクトはCPUからグラフィックス、基板設計に至るまですべてをスクラッチから設計している点が特徴で、現在GitHubで415のStarを獲得している。

RISCBoyの主な構成要素は以下の通り。まずRISC-V互換CPUを独自実装している。次にラスターグラフィックスパイプラインとディスプレイコントローラーを備え、さらにバスファブリック、メモリコントローラー、UART、GPIOといったチップ周辺インフラも含む。基板設計はオープンソースEDAツールのKiCadで行われており、設計データも公開されている。

全体の設計はVerilog 2005で記述されており、ターゲットデバイスはLattice Semiconductor社のiCE40-HX8K FPGAである。このFPGAはLUT4ベースで7,680のロジックエレメントを持つ比較的小規模なデバイスであり、32ビットゲームコンソールをこの規模に収めることは技術的に高い挑戦となっている。

プロジェクトの説明によれば、RISCBoyは「RISC-Vが2001年に存在していた並行世界のGame Boy Advance」と位置付けられており、開発者が幼少期に親しんだ携帯ゲーム機へのオマージュ作品とされている。ソースコードはmasterブランチにて736コミットの履歴とともに公開されており、board、hdl、software、synthなど複数のディレクトリ構成で管理されている。

出典

github.com — 元記事を読む →