OpenAI、マスク氏との裁判で「ロバの尻」像を証拠として提出

原題: OpenAI Brings Its Ass to Court

なぜ重要か

AI業界大手同士の法的争いが激化し、企業文化や安全性への姿勢が裁判で争点となっている状況を示す象徴的事例

OpenAIがイーロン・マスク氏との裁判で、マスク氏が従業員を「ジャッカス(ばか者)」と呼んだ証拠として、「安全のためにジャッカスであることをやめるな」と刻まれた金色のロバの尻の像を法廷に持参。マスク氏は380億ドルの寄付金の不正使用でOpenAIを訴えており、OpenAIは同氏の問題行動の証拠として像の提示を求めた。

マスク対アルトマン裁判で、OpenAIの弁護士ブラッドリー・ウィルソンが「Never stop being a jackass for safety(安全のためにジャッカスであることをやめるな)」と刻まれた金色のロバの尻の像を法廷に持参した。像は白い石の台座に金色のロバの後ろ足、尻、尻尾が付いたもので、OpenAIの最高未来学者ジョシュア・アキアムに従業員グループが贈ったとされる。アキアムは2017年にインターンとしてOpenAIに入社し、現在はAIに対する社会の変化を研究する部門を率いている。OpenAI側によると、アキアムは2018年のマスク氏のOpenAI離脱スピーチで、マスク氏のTeslaでのAGI開発が安全性を犠牲にする可能性があると警告を発した。その際マスク氏がアキアムを「ジャッカス」と呼んだとされ、この像はその出来事を記念したものだという。マスク氏の弁護団は像は無関係だと主張したが、ゴンザレス・ロジャース判事は証言の裏付けとして参照される際の使用を検討すると述べた。ただし公式証拠としての採用には消極的で「受け取りたくない」と発言した。マスク氏は380億ドルの寄付金を不正使用して8500億ドルのビジネスを構築したとしてOpenAIを訴えている。

出典

wired.com — 元記事を読む →