AndroidとiPhone間でエンドツーエンド暗号化テキストメッセージが実現
原題: Finally, texts between Android and iPhone users can be end-to-end encrypted
なぜ重要か
プラットフォーム間の安全な通信実現により、プライバシー保護とユーザー体験向上を両立する業界標準確立の重要な一歩となる
AppleとGoogleが月曜日、AndroidとiPhoneユーザー間でエンドツーエンド暗号化されたテキストメッセージの送受信をベータ版として開始した。最新ソフトウェアを実行するデバイス間でRCSメッセージングの暗号化機能が利用可能となり、長年の課題だった異なるプラットフォーム間の安全な通信が実現した。
AppleとGoogleは、AndroidとiPhoneユーザー間でエンドツーエンド暗号化されたテキストメッセージの送受信をベータ版として開始したと発表した。これまでiMessageは2011年の開始時から暗号化されており、Android同士の通信も2021年から暗号化されていたが、異なるプラットフォーム間では暗号化されたメッセージの送受信ができなかった。
この問題の根本にはRCS(Rich Communication Services)メッセージングへの対応があった。RCSは数十年前のSMSをアップグレードした業界標準のテキストプロトコルで、入力インジケーター、既読通知、絵文字リアクション、長いメッセージ、暗号化などの機能を提供する。Googleは2020年からAppleにRCS対応を求めていたが、Appleは規制圧力により2023年まで対応を拒否していた。
これまでiPhoneユーザーがAndroidユーザーからメッセージを受信すると「緑のバブル」で表示され、グループチャットの破綻や低品質なマルチメディア共有といった問題が発生していた。この「緑のバブル問題」は社会的な議論にもなっていた。
新機能では、GoogleとAppleのデバイス間の会話が暗号化されている場合、チャットが保護されていることを示すロックアイコンが表示される。エンドツーエンド暗号化RCSメッセージングはまだベータ版の展開段階のため、すべてのユーザーがすぐに利用できるわけではない。