OBS Studio 33.0.0リリース、CEF大幅更新
原題: OBS Studio 33
なぜ重要か
世界最大シェアのOSS配信ツールがCEFを約2年分一気に更新したことで、Webベースのオーバーレイや連携ツールの互換性が大きく変わる可能性がある。
オープンソースの配信・録画ソフト「OBS Studio」が2024年10月23日にバージョン33.0.0をリリースした。主な変更点はCEFのバージョン127から150への大幅更新、プラグイン読み込み機能の全面刷新、ソーススナッピングの改善、Arm64環境でのNVENC対応など多岐にわたる。
OBS Projectは2024年10月23日、「OBS Studio 33.0.0」を公開した。今回のリリースで最も規模が大きい変更は、ブラウザソースやDockの基盤として使われているCEF(Chromium Embedded Framework)の更新だ。バージョン127(ビルド6533)から150(ビルド7871)へと一気に引き上げられており、2024年7月リリース版から2026年9月リリース版相当まで一気に追いついた形となる。開発チームは「この作業はすべてバックエンドに留まり、ユーザーには見えないはずだが、ブラウザソースで新たな不具合を見かけたら報告してほしい」とコメントしている。
プラグイン読み込み機能も全面刷新された。OBS本体に同梱されるファーストパーティプラグインは「core」という新フォルダに移動し、サードパーティプラグインのインストール先とフォルダ構造も更新された。既存のサードパーティプラグインはOBS Studio 34.0までレガシーパスからの読み込みが継続されるため、すぐに動作しなくなる心配はない。詳細はナレッジベース記事が公開されている。
プレビュー画面でのソーススナッピング動作も改善された。新たに視覚的インジケーターが追加され、ソースが直接触れている場合だけでなく軸全体でスナップするようになった。また非表示ソースへのスナップは行われなくなる。数値入力のスピンボックスも使い勝手が向上し、入力がブロックされる問題や数値が切れて表示される問題が解消。EnterキーでのウィンドウCloseも廃止され、Shift+上下キーで複数ステップを一度に進める操作も可能になった。
ハードウェアエンコード面では、Arm64アーキテクチャ上でのNVENCが有効化された。プロファイル読み込み時にエンコーダーが見つからない場合の警告チェックも追加されている。