NitterとXCancelが完全閉鎖

原題: Nitter and XCancel are dead (again) after X’s latest legal actions

なぜ重要か

Xによるサードパーティアクセス締め出しが法的手段で完結し、プラットフォームの広告依存型収益モデルの防衛姿勢が一段と鮮明になった。

Xからの法的措置を受け、プライバシー重視のX閲覧サービス「Nitter」と「XCancel」が2026年9月に事実上の閉鎖となった。NitterのGitHubリポジトリは9月11日(金)にアーカイブ化され読み取り専用に移行。XCancelは9月15日(月)にサービスを停止し、「法的手続きの新たな展開により、再度サービスを停止せざるを得ない」と公式サイトで発表した。

Xは先月、Nitterに対してcease-and-desistレターを送付。「XのAPIおよび関連データの不正利用と回避」を理由に挙げ、Nitterがソーシャルネットワークのデータをスクレイピングし、アカウントやセッショントークンを利用規約違反の形で取得していると主張した。

NitterはGitHubページで「法的アドバイスを受けた結果、プロジェクトは継続する」と声明を出し、9月初旬には一時停止から復活していた。しかし9月11日、NitterのGitHubリポジトリは突如アーカイブ化され、更新・変更が不可能な読み取り専用状態に移行した。XCancelも同週月曜日にサービスを停止し、「進行中の法的手続きにおける新たな展開により、再度サービス停止を余儀なくされた」と説明した。

NitterはXの投稿を取得する際に広告・トラッキングCookie・JavaScriptを除去することで、アカウントなしでも投稿を閲覧できるクリーンな環境を提供していた。Xにとっては、ユーザーが広告に触れずにコンテンツを消費することは収益モデルと相反する。同様の理由から、Xは数年前に「Xrific」や「Tweetbot」といったサードパーティアプリへのアクセスも禁止している。

今回が初めての試みではない。2024年にもXのAPI制限強化によってNitter.netが一時オフラインになった経緯がある。その後、Nitterのインスタンスを維持するには実際のXアカウントへの紐付けが必要となり、運用の自由度は大きく制限されていた。今回の法的措置はその続きであり、プロジェクトは実質的に終止符を打たれた形だ。Nitter側はTechCrunchのコメント要請に応じていない。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →