Naïveが285万ドル調達、会社運営を自動化

原題: Naïve raises $28.5M to automate the grunt work of setting up and running a company

なぜ重要か

AIエージェントによる企業運営の完全自動化市場が急拡大しており、同社の急成長はこの領域への投資・参入競争が本格化していることを示す。

スタートアップのNaïveは2026年8月6日、Nexus Venture Partners主導のシリーズAラウンドで2850万ドルを調達したとTechCrunchが独占報道した。同社はAIエージェントを活用して会社設立から支払い、メール、電話番号、クラウドインフラまでをAPIひとつで自動化するサービスを提供しており、ローンチから数カ月で3万人超の開発者ユーザーを獲得している。

Naïveは、AIエージェントが企業運営に伴う大部分の作業を担えるインフラを提供するスタートアップだ。同社のサービスは、支払い処理、メールアカウント、電話番号、クラウドインフラ、ストレージ、そして米国LLC設立といった各種プロセスを単一のAPIにまとめて提供する。

開発者はCursor、Claude Code、Codexなどのツールに同社提供のプロンプトを与えるだけで、AIエージェントがインフラのプロビジョニングを自動で実行できる。LLC設立に必要な州、業種コード、事業概要、社名の候補なども指定可能だ。ただしKYC/KYBプロセスの完了と必要な支払いについては引き続きユーザーの関与が求められる。その他、メール受信箱、バーチャルカード、電話番号、データベース、コンピューティングリソース、StripeやQuickBooksとの連携設定はすべてAIエージェントが担う。

ガバナンスレイヤーではエージェントの権限制限や予算設定、機密性の高い操作への人間承認機能も提供。AI SEO、フルスタックSaaSアプリ、採用、経理、カスタマーサポート向けのテンプレートや、エージェントがスマートフォンアプリを操作できるモバイルエミュレーターも用意されている。

CEO兼共同創業者のSean Dorje氏によると、顧客はNaïveを使ってAIオートメーションエージェンシーや、TikTok・YouTubeの「顔なし」コンテンツチャンネル、さらにはレンタカー代理店といった自律型ビジネスを運営している。実際にAI生成の猫や犬のダンス動画を投稿するTikTokチャンネルが同社インフラ上で動作していたケースも確認されたという。

同社は過去6カ月で年間経常収益(ARR)を10倍に伸ばし、低い2桁台(ロー・ダブルデジット・ミリオン)に達したとDorje氏は述べている。今回調達した2850万ドルのシリーズAはNexus Venture Partnersが主導した。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →