AI原因の大規模レイオフ、Monday.comも600人削減

原題: Monday.com is the latest tech company to blame AI for layoffs — here are 20 others

なぜ重要か

AI投資を理由とした大規模レイオフが業界全体に広がっており、14万人超の削減が人材市場・労働政策・AI産業の成長構造に与える影響が注目される。

イスラエル発のプロジェクト管理SaaS企業Monday.comは2026年7月、全従業員の約20%にあたる600人超の削減をSEC提出書類で発表した。同社はAI戦略への移行を理由に挙げ、45〜55百万ドルの再編費用を見込む一方、2026年の売上高は前年比最大20%増を予測している。

テルアビブを拠点とするワークマネジメントソフトウェア企業Monday.comは、2026年7月23日にSECへの提出書類で「リーン経営モデル」への転換とAI主導成長戦略を推進するための「再編計画」として全従業員の約20%、600人超の削減を発表した。共同創業者のEran Zinman氏はLinkedInへの社内メモで、この決定は「コスト削減やAIによる人員代替が目的ではない」と述べ、約1年前に打ち出したAIファーストへのリブランドに組織を適応させるためだと説明した。

同社は再編費用として4,500万〜5,500万ドルを見込むが、2026年通年の売上高成長率は前年比最大20%を維持すると予測している。

Financial Timesの分析によると、2026年初めから米国テック企業は約14万人の人員削減を実施しており、Amazon・Oracle・Meta・Microsoftの4社だけで約5万人を占める。これらの企業はAIデータセンターの整備に数千億ドルを投じている。

同分析ではまた、AIを理由に削減を発表した企業の株価は発表後30取引日でNasdaqを約10%下回るパフォーマンスとなっており、市場がこれらの説明を完全には評価していないことも示されている。

一方でAnthropicやOpenAIなどAI特化企業は急速に採用を拡大しており、削減された人材の一部を吸収している。Metaは8,000人を削減する一方で約7,000人を新たなAI関連職に異動させ、IBMも直近の削減と並行してAI・ハイブリッドクラウド分野の新卒採用を3倍に増やすと発表している。

2026年にAIを理由とする大規模削減を発表した主要テック企業にはMicrosoftも含まれ、同社は7月9日にグローバル従業員の2.1%にあたる約4,800人をXboxゲーム部門を中心に削減。CFOのAmy Hood氏は「高パフォーマンスチームの構築」に注力するため、ヘッドカウントは前年度比で引き続き減少すると見込むと述べた。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →