Word 1.1aをx64に移植、GitHubで公開

原題: Microsoft Word for Windows 1.1a, Native X64 Port

なぜ重要か

レガシーな16ビットソフトウェアを現代の64ビット環境へ移植する手法の研究事例として、ソフトウェア保存・レトロコンピューティング分野に実践的な知見を提供する。

開発者jmarshall23氏が、1990年代の「Microsoft Word for Windows 1.1a」(開発コード名:Opus)をネイティブな64ビットWindowsアプリケーションとして動作させる移植プロジェクトをGitHubで公開した。エミュレーターや再実装ではなく、オリジナルのソースコードを活用した研究目的のポートである。

GitHubユーザーjmarshall23氏は、「Microsoft Word for Windows 1.1a」を64ビットWindowsネイティブアプリとして動作させるポートプロジェクト「msword」を公開した。開発コード名「Opus」として知られる同バージョンのオリジナルソースコードとリソースを基に、16ビットアセンブリ・セグメントメモリ・Win16プラットフォーム部分を現代的なコードに置き換えて構築されている。

プロジェクトの説明によると、これはエミュレーターでも現代のエディターコントロールを使った再実装でもなく、オリジナルのWordのアプリケーション体験を64ビットWindowsの実行ファイルとして再現したものだという。研究目的のプロジェクトと明記されている。

動作環境として、64ビットWindows(Windows 10またはWindows 11)、Visual Studio 2022(C++デスクトップ開発ワークロード含む)、CMake 3.25以降、PowerShellが必要。GitHubからリポジトリをクローンし、付属のCMakeプリセットを使ってビルドする手順が公開されており、デバッグ用(x64-debug)とリリース用(x64-release)のプリセットが用意されている。生成されたソリューションファイル(MicrosoftWordX64Port.sln)をVisual Studio 2022で直接開くことも可能で、スタートアッププロジェクトとして「WORD1」を設定して使用する。

2025年7月時点でGitHub上のスター数は112、フォーク数は9となっている。オープンイシューは2件、プルリクエストは1件が存在する。

出典

github.com — 元記事を読む →