MetaがInstagramのAI写真改変機能を撤廃

原題: Meta removes controversial AI feature on Instagram after backlash

なぜ重要か

SNSプラットフォームにおけるAI機能の倫理設計と同意なき画像利用への批判が高まる中、Metaの迅速な対応は業界全体の自主規制の在り方に影響を与える可能性がある。

Metaは2026年7月10日、公開InstagramアカウントのユーザーがAIで他者の写真を改変できる機能を廃止した。同機能は今週初めにMeta Superintelligence Labsが開発した画像生成AI「Muse Image」と共に導入されたが、ユーザーや芸能事務所からの批判を受けて撤廃を発表。Metaは「目標を外した」と認めた。

Metaは2026年7月10日付の公式ブログで、Instagram上の公開アカウントの写真をAIで参照・改変できる機能を廃止したと発表した。

問題となった機能は、今週初めにMeta Superintelligence Labsが発表した新しいAI画像生成ツール「Muse Image」の一部として提供されたもの。ユーザーが画像生成時に公開Instagramアカウントを「@メンション」することで、そのアカウントの写真を参照した画像を生成できる仕組みだった。ただし、自分の写真が参照・使用された際に本人へ通知が届かない設計であったため、公開直後から強い批判を受けた。

TechCrunchはこの問題を受けて、ユーザーが自身の写真をこの機能から保護するための設定方法を解説するガイドを掲載していた。

Metaはブログ投稿の中で「有用なクリエイティブツールを提供し、公開コンテンツをこの方法で参照されるかどうかをユーザーが制御できるようにすることを意図していた。しかし、この機能が目標を外したというフィードバックを受け、現在は利用できなくなっている」とコメントした。

Puck Newsの共同創業者Dylan Byersが最初にMetaの決定を報道。Byersによれば、同機能の廃止はユーザーおよびCAA(Creative Artists Agency)などの大手芸能事務所からの批判が高まったことを受けたものだという。

SNSとAIの統合が進む中で、AIによる女性著名人のディープフェイク裸体画像生成など、悪用事例が相次いでいる。各プラットフォームは対策を講じてきたものの、十分な効果を上げられていないケースが多く、今回の機能も同様の悪用リスクが指摘されていた。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →