Meta Glasses Nova(第3世代)レビュー:目新しさは薄い
原題: Meta Glasses Nova (Gen 3) Review: Not Much New
なぜ重要か
スマートグラス市場でMetaが継続的なアップデートを重ねる姿勢は、ウェアラブルAI端末の普及に向けた布石として注目される。
Metaは2026年10月4日、Ray-Banとの共同開発スマートグラス第3世代「Meta Glasses Nova」を299ドルで発売した。バッテリー駆動時間は前世代比1時間増の9時間、6マイク構成による通話ノイズキャンセリングを強化。カメラは前世代と同じ12MP・3K動画対応を継続し、Ray-Banブランドモデルは499ドルから。
WIREDのレビュアー Boone Ashworth が実機を検証した結果、総合評価は10点中7点。改良点はあるものの、前世代からの飛躍的な進化は見られないという評価だ。
バッテリー寿命は9時間と前世代より1時間延びた。6マイクアレイは6月デビューのMeta Glassesと同等の構成で、通話中の環境音を効果的にカットする。レビュー中、火災報知器が鳴り響く状況で保険会社と通話を続けたところ、相手側には警報音がほぼ聞こえなかったという実体験が紹介されている。
デザイン面では、Meta独自ブランドの「Nova」フレームが登場。カメラ部分が前世代より小型化され、一見するとカメラ搭載と気づかれにくいリベット状の外観に仕上げた。フレームとレンズのカラー・形状の組み合わせは数十種類に及ぶ。
一方、12MPカメラと3K動画対応は第2世代と変わらず。Meta AIアシスタント専用の物理ボタンが追加されたが、AIの性能自体は「さほど賢くない」と指摘されている。音量不足も課題として残る。
難聴者向けの「Conversation Focus」機能はRay-BanやOakleyブランドのモデルでのみ早期アクセス提供であり、Meta Nova版では利用できない。カメラ非搭載の音声専用モデルも別途存在するが、今回は未検証。
カメラ内蔵スマートグラスはプライバシー懸念から批判を受け続けており、悪用事例の報告もある。この点は第3世代でも解消されていない。