Apple、タッチ対応PROLED XDR搭載MacBook Proを発表
原題: MacBook Pro with PROLED XDR Display and Touch
なぜ重要か
タンデムOLEDとタッチ操作の組み合わせはWindows PCでは既に普及しており、Appleがプロ向けMacに展開したことでノートPC市場の競争軸が変わる可能性がある。
Appleは2025年11月6日より、タンデムOLEDパネルを採用した「PROLED XDR Display」とタッチスクリーンを初搭載した新型MacBook Proの販売を開始すると発表した。14インチと16インチの2サイズを展開し、M5 ProまたはM5 Maxチップを搭載。ピークHDR輝度は2000nits、コントラスト比は1000万対1を実現し、P3およびAdobe RGBの広色域に対応する。
Appleが発表した新型MacBook Proの最大の特徴は、同社が「世界最高のノートPCディスプレイ」と位置づける「PROLED XDR Display」だ。タンデムOLEL技術と独自のディスプレイエンジンアルゴリズムを組み合わせることで、最大2000nitsのピーク輝度と1000万対1のコントラスト比を達成。P3に加えAdobe RGBの色域もカバーし、映像制作やグラフィックデザイン、さらに医療画像処理まで対応できるリファレンスグレードの性能を謳う。
タッチ操作への対応もこのモデルの目玉で、マルチタッチジェスチャーによるスクロール、ピンチ、回転、描画が画面上で直接行えるようになった。iPhoneやiPadから持ち込まれた「Dynamic Island」も採用し、通知やアクティビティをひと目で確認できる。
デザイン面では、ディスプレイ周囲のベゼルを細くしつつ熱設計を刷新。14インチモデルは約1.36kg(3.0ポンド)、16インチモデルは約1.81kg(4.0ポンド)と軽量化を果たした。カラーはSpace BlackとSilverの2色。
接続性はThunderbolt 5ポートを3基、HDMI、MagSafe 3、SDXCカードスロット、ヘッドフォンジャックを装備。通信規格はWi-Fi 7とBluetooth 6に対応する。スピーカーは6スピーカー構成に刷新され、従来比50%低音が深くなったとしている。12MPのCenter Stageカメラはタッチ操作時の映像ブレを抑える手ブレ補正を備える。
バッテリー持続時間は最大24時間。なお、M6チップを搭載する14インチの通常版MacBook Proは従来のMini-LEDベースのLiquid Retina XDRディスプレイを継続採用しており、タッチ非対応となっている。PROLED XDR版は同日より予約受付を開始し、11月6日から販売される。