空飛ぶ車Pivotal、CEOが退任
原題: Larry Page’s flying car company Pivotal loses its CEO
なぜ重要か
eVTOL市場が実用化フェーズへ移行する中、主要企業のトップ交代は業界の成熟度と競争激化を示す重要な指標となる。
Larry Page氏が出資するeVTOL企業Pivotalは2026年9月1日、Ken Karklin CEOが4年以上務めた同職を退任したと発表した。後任には2025年11月に取締役に就任した航空業界出身のMike Ross氏が暫定CEOとして就任する。同社は一人乗り電動航空機「Helix」の販売を続けており、第4世代機の市場投入を進める方針だ。
Larry Page氏が支援するeVTOL(電動垂直離着陸)企業Pivotalは、Ken Karklin CEOが今週退任したことをプレスリリースで明らかにした。Karklin氏は「新たな活動に取り組む」としているが、退任の詳細については明かされていない。在任期間は4年以上に及んだ。
Karklin氏は声明の中で「Pivotalを率いることはキャリアの中で最大の名誉だった。ともに軽量eVTOLの可能性を実証から実践へと移し、この産業はプロトタイプとプレスリリースの段階を超え、現実の制約と結果の中で動いている」とコメントした。
暫定CEOには、2025年11月にPivotalの取締役に就任した航空業界のベテラン、Mike Ross氏が就く。Ross氏は「Ken氏のリーダーシップがPivotalの現在の姿をもたらした。第4世代Helix航空機の市場投入に向け、チームを前進させる」と述べた。
Pivotalは2年前に初の軽量電動パーソナル機「Helix」の販売を開始した。Helixは一人乗りでパイロットライセンス不要、価格は約20万ドル(約3,000万円)から。また、防衛・緊急対応向けに開発した「BlackFly」は1万回以上の飛行実績を持ち、先月はノースカロライナ州で初めて緊急対応に活用され、並行出動した救急車より20分早く現場に到着した。
Pivotalは米国連邦航空局(FAA)のeVTOL統合パイロットプログラムにも選定されており、国内各地での試験飛行を進めている。