MetaのAI画像生成、Instagram写真の利用をオプトアウトする方法
原題: How to stop Meta’s AI image generator from using your Instagram photos
なぜ重要か
生成AI機能がSNSに統合される中、公開アカウントの写真が無断でAI学習・生成に利用される問題は、プラットフォーム全体のプライバシー規制議論に影響を与える重要な事例となる。
Metaは2026年7月8日、InstagramなどのアプリでAI画像を生成・編集できる新機能「Muse Image」を公開した。公開アカウントの写真を他ユーザーがAI生成に利用できる仕様が物議を醸しており、プライベートアカウントや18歳未満のアカウントのみが自動的に除外される。ユーザーは自分の写真が流用されても通知を受け取らない。
Metaは2026年7月8日、「Muse Image」と呼ばれる新しいAI画像生成機能を発表した。この機能はInstagramをはじめとするMetaのアプリ内で、オリジナル画像の生成、既存写真の編集、カスタム広告の作成などを可能にする。
最も議論を呼んでいるのは、公開Instagramアカウントの写真を他ユーザーがAI生成の素材として利用できる点だ。アカウントをタグ付けするだけで、第三者がそのアカウントの写真をAI生成画像に組み込める仕様となっている。プライベートアカウントと18歳未満のユーザーのアカウントのみが自動的に除外されるが、成人の公開アカウント保有者は自分の写真が流用されても通知を受け取らない。
この仕様に対しては、同意なき画像利用、嫌がらせ、なりすまし、非合意的な画像編集などへの悪用が懸念されている。
オプトアウトの手順は以下のとおり。プロフィール画面右上の三本線をタップし、「共有と再利用(Sharing and reuse)」を選択。「Allow people to create with and reuse your content」というオプションを見つけ、投稿とリール両方についてオフに設定することで、Muse Imageへの写真提供を拒否できる。
一方、AIツールに対するユーザーの不信感は根強い。Pew Research Centerの調査によると、回答者の35%がAIの普及拡大に対して「期待より懸念の方が大きい」と回答している。またMetaは過去に重大なプライバシー問題を起こしており、2019年には米連邦取引委員会(FTC)からユーザーへの誤解を招く情報管理を理由に50億ドルの制裁金を科された。これに先立ち、政治コンサルティング会社Cambridge Analyticaがパーソナリティテストアプリを通じて最大8,700万人のFacebookユーザーデータに不正アクセスしたスキャンダルも発覚していた。