Snap製ARグラス「Specs」の機能詳細が判明

原題: Here’s What Snap’s Expensive Specs Can Actually Do

なぜ重要か

2,000ドル超のARグラス市場でSnapが法人・コンシューマー両面に展開する戦略は、Meta RayBanとの差別化を問われる重要な試金石となる。

Snapは2026年9月16日、ロサンゼルスのイベントでARスマートグラス「Specs」の詳細機能を発表した。価格は2,195ドルで、今秋出荷予定。リアルタイム言語翻訳、NBA/WNBAと連携したスポーツコーチング機能、Shopifyでの3D商品購入、SalesforceやAmazon・Nvidiを活用した法人向け機能など、幅広いユースケースを披露した。

Snapは2026年6月のAugmented World Expo(AWE)でArスマートグラス「Specs」を初公開していたが、9月16日のロサンゼルスイベントで初めて具体的な機能群を明らかにした。価格は2,195ドル、今秋から出荷を開始する予定だ。

CEOのEvan Spiegelは「コンピューティングをより人間らしくする」というビジョンを繰り返し強調した。なお、AWEでの発表時にSpiegel自身がグラスをかけた際、外見の重さや装着感への懸念がSNSで話題となったが、本人はXに「耳がもともとこういう形」と投稿して反論している。

機能面では、Bluetooth通話・Spotify音楽再生・写真・動画撮影といった基本機能に加え、YouTubeやHBO Maxのストリーミング再生にも対応。Shopifyとの連携で、3Dモデルを室内に配置しながら商品を購入することもできる。

リアルタイム言語翻訳はTripAdvisorと連携し、口コミや現地フレーズ・通貨換算にも対応。ただしこの種のリアルタイム翻訳は精度にばらつきがあると指摘されている。スポーツ分野ではNBAおよびWNBAと提携し、実際のバスケットゴールや볼に対してARガイドやドリルキューを重ねて表示。サッカーやゴルフ向けの同様の体験も用意されている。

HBO MaxとのコラボではハリーポッターのアイテムをAR空間に召喚する演出が可能。複数人でSpecsを装着すれば、チェスやピンポン、バトルシップなどのデジタルゲームを対戦できる。物理書籍を読みながらSpecsでハイライトを保存したり、しおりを付けたりする機能も搭載されている。

法人向けにはSalesforce・Amazon・Nvidiaとの連携を発表。作業中のコードや部品の仕様を視野内に表示したり、在庫確認を行ったりすることができる。なお、Googleが企業向けに展開していたGoogle Glassは2023年に終了しており、Snapはカメラ搭載グラスへの批判とも距離を置く姿勢を示している。

出典

wired.com — 元記事を読む →