Firefox 153にContainersをネイティブ搭載

原題: Firefox Containers Preview

なぜ重要か

ブラウザの標準機能としてのプライバシー保護強化は、アドオン依存からの脱却と新規ユーザー層へのリーチ拡大につながり、Firefox の競争力に直結する。

Mozillaは2026年7月21日、Firefox バージョン153において「Containers」機能のプレビューを発表した。仕事・買い物・個人・銀行など複数のオンライン活動を同一ブラウザウィンドウ内で分離し、Cookie・広告トラッキングを各コンテナ内に隔離することで、コンテナをまたいだ情報漏洩を防ぐ機能を標準搭載した。

Mozillaは、約10年にわたり多くのユーザーが利用してきた拡張機能「Multi-Account Containers」の核心的な機能を、Firefox 153にネイティブ機能として統合したプレビュー版を公開した。

今回のネイティブContainersでは、仕事・プライベート・ショッピング・銀行取引など、用途ごとにブラウジング環境を分離できる。各コンテナはCookieと広告トラッキングを独立して管理するため、あるコンテナでの行動が別のコンテナに影響しない。たとえば、買い物コンテナで検索した商品の広告が、他のコンテナの閲覧中に表示されることを防ぐ。

プレビュー版で提供される主な機能は以下の通り。タブを特定のコンテナで開くことによるコンテキスト別の隔離、コンテナへの独自の名前・カラー・アイコンの設定、Firefox設定画面からのコンテナ管理——の3点。操作方法は、タブを右クリックするか、新規タブボタン(+)を長押しするか、Firefox設定画面からコンテナを作成する。

Mozillaが今回ネイティブ化を進めた理由として、発見性の向上(アドオンを探す必要がなくなる)、ワークフローの簡素化(既存の操作動線からコンテナを開閉・管理しやすくする)、機能への継続投資の確保を挙げている。

既存のMulti-Account Containers拡張機能ユーザーは特段の操作不要で引き続き使用でき、ネイティブ版と拡張機能の併用も可能。ただし、拡張機能の全機能がネイティブ版に移植されているわけではなく、現在も開発が続いているとしている。Mozillaはフィードバックをモジュール化プラットフォーム「Mozilla Connect」のスレッドで募集している。

出典

blog.mozilla.org — 元記事を読む →