SheetzがVMwareを離脱、1.1万VMを移行
原題: Sheetz is quitting VMware, migrating 11,000 virtual machines
なぜ重要か
BroadcomのVMware買収後の価格改定が大企業の脱VMware移行を加速させており、仮想化市場の競合他社にとって大きな商機となっている。
米コンビニチェーンのSheetzは、838店舗で運用する約1万1,000台の仮想マシンをVMwareから移行することを決定した。BroadcomによるVMware買収後のライセンス体系の変更が「過大な不確実性」をもたらしたとして、脱VMwareを選択した。
米国で838店舗を展開するコンビニエンスストアチェーンのSheetzは、同社のITインフラの根幹を担ってきたVMware製品から離脱し、約1万1,000台の仮想マシンを別の環境へ移行する計画を明らかにした。Ars Technicaの報道によると、Sheetzはその主な理由として、2023年にBroadcomがVMwareを約610億ドルで買収して以降、ライセンス体系や価格モデルが大幅に見直されたことで生じた「過大な不確実性」を挙げている。Broadcomは買収完了後、VMware製品の永続ライセンスを廃止してサブスクリプション型に一本化し、また製品バンドルの再編を実施した。これにより多くの企業ユーザーがコストの大幅増を経験したと報告されており、Sheetzもその影響を受けた企業の一つとなった。小売・飲食業界では店舗ごとにPOSシステムや在庫管理など多数の仮想環境を運用するケースが多く、1万1,000台という規模の移行は相当な技術的・運用上の負担を伴う大規模プロジェクトとなる。Sheetzの決定は、Broadcomによる買収後に同様の理由でVMwareからの移行を検討・実施する企業が相次いでいるという業界全体の動向とも一致している。