Databricksが評価額1880億ドルを達成
原題: Databricks hits $188B valuation, extending its run as AI’s favorite second act
なぜ重要か
企業データ基盤からAIプラットフォームへの転換が評価額の急騰を牽引しており、エンタープライズAI市場の成長加速を示す重要指標となっている。
Databricksは2026年7月17日、Coatue主導の新たな資金調達ラウンドを発表し、企業評価額が1880億ドルに達した。調達額は未開示だが、他メディアは約30億ドルと報じている。ラウンドのクローズは2026年夏を予定。わずか5カ月前の2026年2月に実施したシリーズLの評価額1340億ドルから大幅に上昇した。
Databricksは2026年7月17日、評価額1880億ドルとなる新ラウンドの実施を発表した。ラウンドはCoatueが主導し、複数のVCが参加を希望したため、同社は資金着金前にもかかわらず評価額を公表した。調達額は非公開だが、複数メディアは約30億ドルと伝えている。クローズは2026年夏を予定している。
同社は過去1年半で急ピッチな資金調達を続けている。2026年2月にシリーズLで50億ドル(評価額1340億ドル)、2025年9月に10億ドル(評価額1000億ドル)、2024年12月には当時の最大規模となる100億ドル(評価額620億ドル)を調達した。今回のラウンドではアルファベットの文字が枯渇するとのミームがSNS上で話題となった。
2013年創業の同社はビッグデータ時代にクラウド上での大規模データ保管・高速分析ソフトウェアで成長した。その後、企業がAIに対してもセキュリティとガバナンスを求めるようになると、既存の大規模企業データ資産を活かしてAI企業へのイメージ転換を図った。AIエージェント向けデータベース「Lakebase」、AIゲートウェイ「Unity」、複数エージェントを管理するメタハーネス「Omnigent」などを相次いで投入している。
また、コスト削減を目的に中国発のオープンウェイトモデルを採用する企業の代表例としても注目されている。CEO Ali Ghodsi氏は先週、3000人のソフトウェアエンジニアのAIコストを管理するために実施した内部ベンチマーク結果を公開。Z.aiのGLM 5.2がコーディングの最高難度タスクも処理可能で、AnthropicやOpenAIの独自モデルよりも総コストが低いことを示した。