Founders Fund、元OpenAI幹部をパートナーに採用
原題: Founders Fund hires former OpenAI exec Ryan Beiermeister (and not because of her ‘Mafia’ skills)
なぜ重要か
AI規制・政策分野の経験を持つ元OpenAI幹部のVC転身は、AIスタートアップ投資における専門知識の需要が高まっていることを示している。
Peter Thiel創設のベンチャーキャピタルFounders Fundは2026年7月16日、元OpenAIのVP of Product PolicyであるRyan Beiermeisterをパートナーとして採用したと発表した。BeiermeisterはOpenAIを2月に退職後、Founders FundのYouTubeシリーズ「Mafia」への出演で注目を集めていた。
Ryan BeiermeisterはLinkedInへの投稿でFounders Fundへの参加を正式に発表した。同氏はOpenAIにVP of Product Policyとして約2年間在籍し、ChatGPTが史上最速で成長するアプリとなった時期を経験している。2026年2月、成人向けコンテンツ生成機能「adult mode」の導入に反対したことが引き金となり解雇されたと報じられた。The Wall Street Journalは、解雇に際して男性同僚から性差別に関する申し立てがあったと報道したが、Beiermeister本人はいかなる差別の申し立ても「完全に事実無根」と否定している。OpenAIは同年3月、adult modeの導入計画を撤回したと伝えられている。OpenAI入社前はMetaに在籍しており、それ以前はPalantirでキャリアの初期を過ごした。PalantirはFounders FundのファウンダーであるPeter Thielが設立した企業で、同じく初期にPalantirで働いていたFounders Fundパートナーのtrae Stephensとは10年以上の交流がある。Founders Fundのスポークスパーソンは「彼女はPalantirで一緒に働いて以来Trae Stephensと親しく、長年チームとも交流があった」と説明し、「Mafia」ゲームへの出演は採用プロセスの一環ではなかったと明言した。Beiermeister自身は、今後AI infrastructure・国防・エネルギー・バイオテクなど「製品エンジニアリングが最も難しく、リスクが最も高い分野」のスタートアップを支援したいと述べている。