Uberが148億ドルでDelivery Heroを買収合意
原題: Uber’s $14.8B Delivery Hero deal would nearly double its global footprint
なぜ重要か
中国外最大規模のデリバリープラットフォーム誕生の可能性があり、グローバルフードデリバリー市場の競争構図が大きく塗り替えられる転換点となる。
Uberは2026年7月16日、ドイツのフードデリバリー大手Delivery Heroを148億ドルの全株式交換で買収することに正式合意した。この買収により、Uberの事業展開市場数はほぼ倍増し、欧州・中東・中南米・アジアを含む約100市場へ拡大する。買収成立には発行済み株式の50%超の応募が条件とされている。
Uberは数週間にわたる憶測を経て、ドイツを拠点とするフードデリバリー大手Delivery Heroを148億ドルの全株式交換で買収することを正式に発表した。
この取引が成立すれば、Uberのデリバリープラットフォームは中国を除く世界最大規模となり、事業展開市場数は現在からほぼ倍増して約100市場に達する。対象地域は欧州、中東、中南米、アジアにまたがる。
Delivery Heroはこれとは別に、Uber Eatsがすでに展開している14市場の事業を、ニューヨーク拠点の投資会社SSW Partnersに16億ドルで売却することでも合意した。これによりUberはDelivery Heroとの重複市場での競合を整理する形となる。
買収の成立条件として、UberはDelivery Heroの発行済み株式の50%超の応募を最低ライン(最低受諾閾値)として設定している。なお、Uberはすでにdelivery Heroの最大株主であり、別の主要株主であるProsusも保有する17%の株式を売却することに同意したと発表された。
UberのCEOであるDara Khosrowshahi氏は声明で「両社が合わさることで、モビリティとデリバリーの両サービスを提供する市場数がほぼ倍増する。実績あるプラットフォームを拡大することで、顧客と株主にとって長期的に大きな価値を創出できると確信している」とコメントした。
ただし、この買収は規制当局の審査を受ける可能性が高く、現時点では成立は確定していない。取引が完了すれば、UberはDoorDashやJust Eatとの競争においてより有利な立場に立つことになる。