グループチャットアプリ「Chatto」がOSS化・セルフホスト対応に
原題: Chatto is now Open Source
なぜ重要か
OSS化によりSlack・Teamsの代替選択肢が増え、プライバシー規制が厳しい企業・公共機関のセルフホスト需要に応える新たな市場機会となる。
開発者のHendrik Mans氏は2026年7月8日、約1年間開発を続けてきたグループ・チームチャットアプリケーション「Chatto」をオープンソース化したと発表した。Homebrewから即座にインストール可能で、セルフホストも無償で利用できる。現在のバージョンは0.4で、1.0.0のリリースは6〜12か月後を見込んでいる。
Hendrik Mans氏は2026年7月8日、自身が約1年をかけて開発してきたグループチャットアプリケーション「Chatto」のオープンソース化を発表した。SlackやMicrosoft Teams、Discordといった既存サービスと同様の機能を持ちながら、軽量・高速・プライバシー重視を特徴とする。
インストールはHomebrewから3コマンドで完了し、実行ファイル単体でフロントエンドも内包して配信する設計になっている。対応プラットフォームはLinux(x86_64およびARM64)、macOS、Windowsの3種類。
プライバシー面では、個人データおよびチャットデータをユーザーごとの鍵で完全暗号化して保存し、アカウント削除時には鍵も破棄する仕組みを採用。サーバー間のデータ連携やサードパーティによるトラッキング・アナリティクスは一切行わない。複数コミュニティへの参加はクライアントが各サーバーへ直接接続する方式で実現する。
ボイス・ビデオ通話やスクリーン共有もエンドツーエンド暗号化で標準搭載されており、インフラの許容範囲内で参加者数の制限はない。
マネタイズとしては、欧州所有のインフラを使った有償ホスティングサービス「Chatto Cloud」のパブリックベータを近日開始予定。追加リージョンは2027年初頭に展開予定で、自動スケーリング・毎夜バックアップ・ゼロダウンタイムアップグレードを提供する。サービス間のデータ移行に制限はなく、セルフホスト版との完全な互換性を保つ。
現バージョン0.4は本番利用に十分な安定性があるとしており、次のバージョン0.5ではコンテンツ報告・モデレーション機能の追加とマルチサーバー機能の改善に注力する方針。1.0.0のリリースは6〜12か月後を見込んでいる。