OpenAI COOのBrad Lightcapが退社し起業へ
原題: Brad Lightcap, OpenAI’s longtime COO, is leaving to ‘start something new’
なぜ重要か
OpenAIのIPO直前における創業期からの主要幹部の相次ぐ離脱は、同社の組織・経営体制の変化を示す重要な動向として注目される。
OpenAIの最高執行責任者(COO)を務めたBrad Lightcapが2026年8月11日、退社を発表した。Lightcapは2018年に入社し、CFOを4年間務めた後、2022年からCOOに就任。その後、特別プロジェクト担当に移行していた。退社後は「新しいことを始める」と述べており、詳細は近日中に公表するとしている。
Brad LightcapはOpenAIの社員に向けた内部メッセージを自らオンラインで公開し、「新しいことを始めるためOpenAIを去ることになった。複雑な気持ちだ」と述べた。
Lightcapは2018年にOpenAIへ入社し、最初の4年間は最高財務責任者(CFO)として財務・法務・人事・コーポレートセキュリティ・GTM/Gov・パートナーシップなど、同社の各事業部門の立ち上げに携わった。2022年にCOOへ昇格したが、今年初めに役員体制の見直しが行われ、特別プロジェクト担当へと役割が変わっていた。OpenAI入社以前は、CEO Sam AltmanとともにベンチャーキャピタルのY-Combinatorに在籍していた。
Lightcapはメッセージの中で「この数カ月、次のフェーズと、ミッション達成の妨げになるものについて考えてきた。次の時代に入るにあたり、世界が正しく取り組む必要がある重要な新しいことがいくつかあると確信している。近日中に詳細を共有する」と述べ、起業への意欲を示しながらも具体的な内容は明かさなかった。
OpenAIは現在、業界全体が注目するIPOに向けた準備を進める中で、幹部の交代が相次いでいる。7月にはAGI開発を主導していたNo.2幹部のFidji Simoが退任を発表。また、現在は終了している動画生成サービスSoraを率いていたBill Peeblesや、サイエンス担当バイスプレジデントのKevin Weilも相次いで退社している。