AppleのサービスがApp Store変更とゲーム低迷で伸び悩み

原題: Apple says gaming slowdown and App Store changes hurt services growth

なぜ重要か

App Store外部決済の解禁がAppleの収益構造に実質的な影響を与え始めたことが初めて明示的に確認された点で、プラットフォームビジネスモデルの今後を占う重要な事例となる。

Appleは2026年7月30日、2026年度第3四半期のサービス部門収益が307億4000万ドルとなり、アナリスト予想の312億2000万ドルを下回ったと発表した。モバイルゲームの低迷と、米国などでのApp Storeビジネスモデル変更が主な要因として挙げられ、時間外取引でApple株は4%超下落した。

Appleは2026年度第3四半期(6月期)の決算発表において、サービス部門の収益が307億4000万ドルにとどまり、Wall Streetのアナリスト予想312億2000万ドルを下回ったことを明らかにした。同四半期はハードウェア売上が記録的な水準を達成した一方で、サービス部門が唯一の失望要因となった。中国市場での低迷も重なり、Apple株は時間外取引で4%以上下落した。

AppleのCFOであるKevan Parekhは、サービス収益の下振れ要因として複数の点を挙げた。最も注目されるのはApp Storeへの影響だ。まず、モバイルゲーム市場全体の低迷がApp Storeの売上に悪影響を与えた。次に、米国を含む一部の国でのApp Storeビジネスモデルの変更が収益を圧迫した。これは裁判所の命令により、アプリ開発者がAppleのApp Store外で決済処理を行えるようになったことを指しており、AppleがApp Store手数料を徴収できる範囲が狭まっている。Parekhはこの問題が最終的にはSupreme Court(連邦最高裁判所)で審理される予定であることを投資家に改めて伝えた。

その他の要因としては、外国為替レートの影響が最大の下振れ要因だったとされるほか、前四半期に映画「F1」の劇場公開収益を計上したことによる比較効果も指摘された。

App Store全体では6月期としての収益記録を更新したが、この数字にはApple Mapsにも展開が拡大したApple Adsの収益も含まれている。また、Appleの有料サブスクリプション数は1月2025年時点の10億件から15億件を突破し、過去最高を記録した。

地域別では、先進国市場でサービス部門の過去最高収益を達成し、新興市場でも6月期最高を記録。Apple Ads、App Store、AppleCare、Apple Music、Apple TVが6月期最高、クラウドサービスや決済サービスは過去最高を更新した。Apple TVの視聴者数も過去最高に達した。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →