エリック・トランプ支援のロボット企業が軍事化を計画

原題: A Humanoid Company Backed by Eric Trump Is Preparing Its Robots for War

なぜ重要か

民間の人型ロボット企業が軍事市場を主軸に据えた初期事例として、防衛×ヒューマノイド分野の今後の投資・規制動向を左右する可能性がある。

2024年設立のスタートアップ「Foundation Future Industries」は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプを最高戦略顧問兼投資家に迎え、人型ロボット「Phantom MK1」に殺傷能力を搭載する計画を数カ月以内に発表すると表明した。同社はすでにウクライナ軍との試験を実施しており、政府契約を複数保有している。

Foundation Future IndustriesのCEO・Sankaet Pathak氏は、WIREDのインタビューで、自社の人型ロボットに近く致死的な能力を付与する予定であることを明らかにした。「いくつかの『kinetic things(兵器システム)』を探求している。数カ月以内に何かを発表する予定だ」と述べた。同社は戦闘用途に加え、兵站・偵察・施設点検などの用途も想定している。

同社は2024年に設立され、その後まもなくBoardwalk Roboticsを買収した。Boardwalk Roboticsはフロリダ州の非営利研究機関IHMC(人間・機械認知研究所)と密接に連携してきた組織で、人型ロボット研究で知られている。

Fox Businessの番組では、同社がペンタゴンと「2,400万ドルの契約」を結んだと紹介されたが、WIREDの取材に対し同社が示した契約詳細は、BoadwalkおよびIHMCから引き継いだものが計5件であり、同社が独自に獲得した新規政府契約は確認されなかった。

エリック・トランプ氏は同社の投資家であり最高戦略顧問を務める。Pathak氏は「彼は根っからのエンジニアで、自宅で旋盤作業などをしている」と語った。エリック・トランプ氏はFox Business出演時(4月23日)にロボットへの期待を語り、「AIの自律性を加えれば、産業・軍事・ホスピタリティのあらゆる分野を変える」と述べた。

米国防高等研究計画局(DARPA)は2012〜2015年に人型ロボットの大型コンテストを支援しており、陸軍も「xTechHumanoids」プログラムを通じて軍事用人型ロボット技術の開発に資金を投じている。ウクライナ戦争は各種自律型システムの実証の場となっており、同社はPhantom MK1をウクライナ軍と共に試験済みと説明している。

出典

wired.com — 元記事を読む →