Realta Fusionが旧ホットドッグ工場に核融合炉を建設

原題: Why Realta Fusion is building a fusion reactor at an old hot dog factory

なぜ重要か

核融合スタートアップへの投資が2026年だけで15億ドル超に達する中、州政府支援モデルが業界立地戦略に与える影響が注目される。

核融合スタートアップのRealta Fusionは、米ウィスコンシン州マディソンにある旧Oscar Meyer工場跡地に研究開発施設「Forge」を建設すると発表した。同施設は2029年に初プラズマ生成を目指す。ウィスコンシン州と市は計約5,500万ドルのインセンティブを提供し、同社の誘致を支援した。

核融合スタートアップのRealta Fusionは、ウィスコンシン州マディソンにある旧Oscar Meyer工場跡地を研究開発施設「Forge」の建設地に選定した。同社の共同創業者兼CEOであるKieran Furlong氏はTechCrunchに対し、「ソーセージから核融合へ」と笑いながら語った。Forgeは2029年に初プラズマの生成を目指す。

Realta Fusionはウィスコンシン大学マディソン校の実験から生まれたスタートアップで、既存の本社もマディソンに置く。旧Oscar Meyer工場は電力供給の余裕があるほか、既存本社との近接性も選定理由となった。決め手となったのは、州知事と議会双方の超党派的な支援だとFurlong氏は述べた。

ウィスコンシン州と市が提供するインセンティブは合計約5,500万ドルに上る。内訳は、4月に法制化された核融合産業向け売上税免除が推定3,750万ドル、州のエンタープライズゾーン税額控除が1,500万ドル、マディソン市の税増収融資が280万ドル。

Realtaは最近、核融合反応から生じたエネルギーを直接電力に変換できることを実証しており、商業用発電所実現への道筋が開けつつある。核融合スタートアップ全体では2026年だけで15億ドル以上の資金調達が行われており、AI データセンターの拡大や電化進展による電力需要の高まりを背景に業界全体が活況を呈している。

Furlong氏は「州のチャンピオン的存在であることも利点だ。ウィスコンシンが核融合の主要拠点になることを支援したい人々の注目を集められる」と述べた。なお同州の別の核融合スタートアップType One Energyは2024年にテネシー州へ移転しており、Realtaの州内残留は業界内では異例とみられている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →