iOS 27 beta 3でSiriの話速と表現力をカスタマイズ可能に

原題: You can now customize Siri’s pace and expressivity in the latest iOS 27 beta

なぜ重要か

AppleがSiriのAI再構築を加速させており、音声AIの利便性とユーザー定着率に直結するカスタマイズ機能の整備が業界競争の焦点となっている。

Appleは2026年7月6日リリースのiOS 27 developer beta 3において、AIアシスタントSiriの話す速さ「Pace」と感情表現の豊かさ「Expressivity」を調整できる音声コントロール機能を有効化した。同機能はWWDC 26で発表され、初期ベータでは「Coming soon」と表示されていたが、今回のアップデートで正式にテスト可能となった。

Appleは2026年7月6日にリリースしたiOS 27 developer beta 3において、SiriのAI音声をカスタマイズする機能を解放した。具体的には、「Pace(話す速さ)」と「Expressivity(表現の豊かさ)」の2つのスライダーが利用可能となり、ユーザーはSiriの発話速度と人間らしい感情表現の度合いをそれぞれ調整できる。

この機能は2026年6月のWWDC 26で初めて発表されており、最初の開発者向けベータ版では「Coming soon」と表示されていた。今回のbeta 3で正式にテスターへ開放された形となる。

音声カスタマイズに際してSiriは「You have one new message」などの一般的なフレーズを読み上げ、ユーザーが設定変更による音声の変化を確認できる仕組みになっている。さらに、アクセントの異なる複数の音声から好みのものを選択することも可能だ。

Appleはこの機能を、SiriをジェネレーティブAIを中心に再構築する取り組みの一環と位置づけている。一方、競合サービスのChatGPTは2025年12月に「温かさ」「熱意」の調整に加え、フレンドリー・プロフェッショナル・率直・ユニークといったスタイルや口調を設定できる機能を公開しており、Appleの今回の取り組みはこれと比較するとカスタマイズの幅はまだ限定的とも言える。

iOS 27ではSiriが全体的に深く統合されており、音声での会話開始、Dynamic Islandからのスワイプダウンによるテキスト入力、サイドボタンのタップ、および新設された専用Siriアプリからの起動が可能となっている。beta 3ではリマインダーアプリのアイコン変更などの細かなアップデートも含まれている。なお、X上の一部ユーザーからは、アップデート後に新しいSiriへのアクセスが失われたとの報告も上がっている。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →