Xがクリエイター報酬制度を刷新、オリジナルコンテンツ重視へ
原題: X replaces ‘misaligned’ revenue sharing program with Original Content Rewards
なぜ重要か
プラットフォームのクリエイター経済において、報酬基準をオリジナリティ重視へ転換する動きはコンテンツの質向上とエコシステム全体の信頼性に影響する。
Elon MuskのSpaceXが所有するXは2026年8月8日、既存の収益分配プログラム(Revenue Sharing)を廃止し、新たに「Original Content Rewards」へ移行すると発表した。既存参加者への支払いは9月7日まで継続され、9月8日から新プログラムへの申請が可能になる。参加条件は認証フォロワー500人以上、90日間で認証ユーザーからのホームタイムライン表示50万回以上。
Xは、クリエイターへの報酬制度を根本から見直し、既存の収益分配プログラムを終了して「Original Content Rewards」を導入すると発表した。新プログラムへの新規参加受付はすでに停止しており、既存参加者は2026年9月7日まで従来の仕組みで収益を得られる。9月8日以降は新プログラムへの申請が開始される。
参加資格としては、Xのプレミアムティアへの加入に加え、認証フォロワー500人以上、過去90日間に認証ユーザーからホームタイムラインで50万回以上表示されることが必要となる。
最大の変更点はオリジナリティの重視だ。対象となるコンテンツとして、独自の取材・分析、投稿者自身が撮影・制作した写真や動画、自作のミームやグラフィックなどが挙げられている。コメンタリーも対象となるが、他者のコンテンツを多用する場合は「意味のある独自の付加価値」が求められる。一方、他アカウントからそのままコピーした投稿、ダウンロードして再アップロードしたコンテンツ、実質的な加工なしの単純リポストは対象外とされる。
XのAllegra Jacchia氏は声明の中で、既存プログラムについて「インセンティブが乖離した状態に達していた」と説明。「クリエイターは報酬を最大化するのではなく、プラットフォームに新たなコンテンツをもたらすことに注力すべきだ」と述べた。また「ルールと例外を追加し続けることもできたが、最終的にはゼロから作り直し、オリジナリティを報酬の中心に据えたプログラムを構築する方が適切な判断だった」とコメントした。
Xはこれ以前にも、2026年4月にアグリゲーターやクリックベイト系アカウントへの支払いを削減するなど、収益分配プログラムの改革を複数回試みていた。ただし一部の変更はユーザーの反発を受け、Musk氏自身が修正を行った経緯もある。