Samsung、折りたたみスマホに新形状を採用
原題: Why Samsung Gave Its Next Folding Phone a New Shape
なぜ重要か
モバイル動画視聴の急増を背景に、折りたたみスマホがコンテンツ消費端末として多様化する転換点を示す事例として業界の注目を集めている。
Samsungは2026年7月22日、第2回Galaxy Unpackedイベントで新デザインの「Galaxy Z Fold8」を発表した。従来の縦長ブック型から、パスポートサイズの横幅広・短型デザインに刷新。フロントカバー画面は10:16、内側ディスプレイは4:3のアスペクト比を採用し、モバイル動画視聴に最適化されている。
Samsungは2019年に初代Galaxy Foldを発売して以来、折りたたみスマートフォン市場をリードしてきた。同社は今回のGalaxy Z Fold8で従来の縦長ブック型から大きく方向転換し、より幅広・短型の「パスポート型」デザインを採用した。
この新モデルは、既存の「Galaxy Z Fold8 Ultra」(生産性重視ユーザー向け)と「Galaxy Z Flip8」(携帯性重視ユーザー向け)の間に位置するラインナップとして投入される。Samsungのモバイル製品管理担当シニアバイスプレジデントのDrew Blackard氏は、コンテンツ消費に特化したデバイスとして位置づけると説明した。
Blackard氏はWIREDに対し、「消費者は今やビデオの80%をモバイルデバイスで視聴しており、テレビやタブレットの前ではない」と述べ、コンテンツの形式もNetflixのような横長から、SNS向けの縦型へと変化していると説明した。Fold8のフロントカバーは10:16のアスペクト比、展開時の内側7.6インチディスプレイは4:3比率を採用しており、YouTubeやInstagram Reelsなどあらゆる動画フォーマットに対応する。縦向きでの使用時にはウェブ閲覧や電子書籍の読書にも適しているとしている。
今回の新デザインは、Appleが開発中と噂される折りたたみデバイスや、かつてのGoogle Pixel Fold、Microsoft Surface Duoに外観が近いと指摘されている。
Blackard氏は、2025年発売の第7世代折りたたみ機(Galaxy Z Fold7)が軽量化・薄型化を実現し、通常のスマートフォンとのスペック差が縮まった時点で「主流デザインの変曲点に達した」と判断したと語った。Galaxy Z Fold7にはフラグシップ「Galaxy S25 Ultra」と同じ2億画素カメラが搭載されていた。
同社は今年初めに、タブレットサイズまで展開できる「Galaxy Z TriFold」を2,899ドルで発売。限定販売品として米国で約4回のドロップ販売を行い、毎回数分で完売したが、現在は販売を終了している。