MSI Claw 8 EX AI+レビュー:高性能だが約27万円
原題: MSI Claw 8 EX AI+ Review: Great Power, Shocking Price
なぜ重要か
AIによる部品供給逼迫がゲーミングハンドヘルド市場の価格構造を変えつつあることを示す事例として、業界全体への波及を考察する上で注目される。
MSIが発売したゲーミングハンドヘルド「Claw 8 EX AI+」は、Intel Arc G3 Extremeチップ、32GB LPDDR5x RAM、1TB SSD、8インチ120Hz IPS液晶を搭載し、米国での価格は1,800ドル(約27万円)。WIREDのレビューでは10点中7点を獲得。AI関連の部品供給逼迫が価格高騰の一因とMSI広報が認めている。
テックメディアWIREDが2026年7月15日付で公開したレビューによると、MSIのゲーミングハンドヘルド「Claw 8 EX AI+」は強力なスペックを持つ一方、1,800ドルという価格が最大の議題となっている。
同製品はIntelの新世代Arc G3 Extremeチップを搭載するフラグシップモデルで、32GB LPDDR5x RAM、1TBのSSDストレージ、8インチ(解像度1920×1200)IPS タッチスクリーン(最大120Hz VRR対応)、そして80Whの大容量バッテリーを備える。外部接続はThunderbolt 4 USB-C×2、microSDスロット、3.5mmオーディオジャックを搭載し、Wi-Fi 7にも対応する。SSDは将来的に換装可能な設計となっている。
本体は「Void Purple」カラーで、マイクロテクスチャによる滑り止め加工や、Hall効果センサーを使ったアナログスティックとショルダートリガーを採用し、操作性と耐久性を高めている。OSはWindows 11だが、フルスクリーンの「Xbox Mode」がデフォルト表示となり、複数ストアのゲームを一元管理できる。
価格についてMSIの広報担当者は「部品および製造コストを考慮したMSRP」と説明。WIREDはAIバブルによる部品供給の逼迫が既存ハードウェアの価格にも波及していると指摘しており、他社製品のLenovo Legion Go 2も発売当初の1,350ドルから現在は2,000ドル近くに上昇している。
レビュー評価はROG Xbox Ally X(1,000ドル)やLenovo Legion Go 2を上回るパフォーマンスを認めつつも、OLED非搭載やWindows系ハンドヘルド共通の頻繁なアップデート問題、OS操作インターフェースの統一感の欠如を短所として挙げ、総合10点中7点とした。