Waymoロボタクシーが高速道路走行を再開
原題: Waymo robotaxis are starting to return to freeways
なぜ重要か
Waymoの高速道路サービス再開は、自動運転タクシー業界の信頼回復と規制強化議論の行方を左右する重要な試金石となる。
Waymoは2026年7月29日、2カ月以上前に停止していた高速道路ルートの走行を段階的に再開すると発表した。まずPhoenixから開始し、数日以内にロサンゼルスとサンフランシスコ・ベイエリアにも拡大する予定。工事区域での走行性能を改善するソフトウェアアップデートの実施後、サービスを復旧した。
Waymoは2026年7月29日、X上の投稿で高速道路ルートを段階的に再開すると発表した。同社のスポークスパーソンがTechCrunchに語ったところによると、最初にPhoenixで再開し、その後数日以内にロサンゼルスおよびサンフランシスコ・ベイエリアにも拡大する計画だという。
高速道路走行の一時停止は、工事区域付近でのロボタクシーの挙動に問題があったことを受けたもので、2カ月以上前に実施された。Waymoはメールによる声明で「工事区域を含む全サービスエリアでの高速道路運用を再開した。高速道路の工事区域周辺でのパフォーマンス向上を目的としたソフトウェアアップデートを実施した」と説明した。今回の更新では、シーン認識とルーティングの強化により工事区域での性能が改善されたという。
背景として、Waymoは2025年11月にサンフランシスコ、Phoenix、ロサンゼルスで高速道路を利用するロボタクシーサービスを開始し、後にマイアミにも拡大していた。この拡大は好評を博したが、2026年5月に突如停止されたことで利用者がSNS上で理由を尋ねる事態となった。
2026年6月には、Waymoが国家道路交通安全局(NHTSA)への申請書類で、ロボタクシーが工事のために閉鎖された高速道路区間に少なくとも13件侵入していたことを認め、約4,000台のフリートをリコールしていた。同社スポークスパーソンはこれらの件で負傷者や衝突事故は報告されていないとしている。これはWaymoにとって6度目のリコールとなる。過去には浸水した道路への走行やスクールバス付近での違法行為に対するソフトウェア修正も含まれていた。
こうした動きは、自動運転車業界全体への規制強化の議論とも重なっている。今週、Kevin Mullin下院議員(カリフォルニア州民主党)が、自動運転車が救急車や消防車を妨害したり、犯罪現場に侵入したりした複数の事案を受け、連邦規制当局に自動運転車事業者向けの全国最低安全基準の策定を求める法案を提出した。