Waymoがラスベガスでロボタクシー開始
原題: Waymo opens robotaxi service in Las Vegas
なぜ重要か
TeslaやZooxが追撃するなか、Waymoが15都市目を確保した事実は、自動運転商業化の競争が本格化していることを示す重要な指標だ。
Alphabet傘下のWaymoは2026年9月14日、ネバダ州の運輸当局から商業運行許可を取得してから数週間後、ラスベガスで一般向けロボタクシーサービスの提供を開始した。新型ミニバン「Ojai」数十台を投入し、ラスベガス・ストリップ南部からBoulder Junctionを含むエリアを対象とする。招待制で段階的に利用者を拡大し、通常1〜2ヶ月以内に完全開放する予定。
Waymoはラスベガスを同社15番目の市場として位置づけ、ネバダ州交通局(Nevada Transportation Authority)がClark郡での商業ロボタクシー運行を正式承認したことを受けて展開を開始した。投入するのは同社の新型ミニバン型ロボタクシー「Ojai」で、まず「数十台」からスタートし、サービスエリアとフリートは段階的に拡大する予定だ。
現時点では一般ユーザーは招待リクエストを送り、アクセスコードの取得を待つ必要がある。Waymoがこれまで展開してきた14都市での実績では、公式ローンチから1〜2ヶ月以内に完全開放されるのが通例だ。
ラスベガスへの進出は同社にとって多忙な時期と重なる。今月初めにはDenver、San Diego、Tampaでも招待制での一般提供を開始しており、米国とヨーロッパ全体での事業拡大を加速させている。現在、WaymoはAustin、Dallas、Houston、Los Angeles、Miami、Nashville、Phoenix、サンフランシスコベイエリアなど12以上の都市で運行中だ(San Antonioでは一時停止中)。
ラスベガスではすでにZooxが商業サービスを運行中で、TeslaとMotionalも商業展開を計画している。Nevada Transportation Authorityの許可枠を見ると、Waymoは最大1,000台、Teslaは最大5,000台、Uberは最大1,000台(MotionalおよびZooxとの提携を通じて)の運行が認められており、3社合計で今後12ヶ月間に最大7,000台が投入される可能性がある。ただし、Teslaのサイバーキャブ主任エンジニアEric Early氏が8月の規制当局会合で語ったように、「1年以内に2,500台程度でも非常に満足」とするなど、実際の展開規模は許可上限を大幅に下回る見通しだ。
Waymoの現在のフリートは全都市合計で4,000台超。許可台数がそれほど現実的でないとしても、ラスベガス市内がロボタクシーで飽和状態になる可能性を指摘する声もある。