UberがServe Robotics株を全売却

原題: Uber surprised robotics company Serve by selling its entire stake

なぜ重要か

自律配送ロボット分野において、大手プラットフォームとスタートアップの連携モデルの持続性が問われる事例として業界の注目を集める。

Uberは規制当局への届出を通じて、自律走行デリバリーロボット企業Serve Roboticsの保有株式を全て売却したことを明らかにした。Serve Roboticsは2021年にUberから独立したスピンアウト企業で、両社は2022年以来パートナーシップを結んでいたが、売却はServe側への事前通知なしに実施され、Serveは公式開示後に初めて知ったとされる。

Uberが規制当局向け届出の中で、自律走行デリバリーロボット企業Serve Roboticsの保有株式を全て売却したことを明らかにした。この件はBloombergが最初に報じた。

Serve Roboticsは、Uberが2020年に約26億5000万ドルで買収したオンデマンドデリバリーサービスPostmatesの社内ロボティクス部門「Postmates X」を前身とし、2021年に独立企業として発足した。Uberは出資だけでなく、2022年にServeとパートナーシップを締結し、2023年5月にはUberのアプリを通じて米国複数市場にServeの歩道走行型デリバリーロボットを最大2000台導入することに合意するなど、密接な関係を築いてきた。

しかし、規制当局への過去の届出によると、Uberは2025年から持ち株を段階的に縮小していた。最終的な全株売却はServe側にとって寝耳に水となり、事情に詳しい関係者によれば、Serveは正式な公式開示が行われて初めて売却の事実を知ったという。

Serve Roboticsの共同創業者兼CEOアリ・カシャニ氏は、8月6日に行われた同社の第2四半期決算説明会で、Uber経由のデリバリー量が2022年第1四半期から2025年第1四半期まで17四半期連続で増加していたものの、2025年第2四半期に初めて減少に転じたと説明した。原因としてはロボットの稼働率が期待を下回ったことを挙げた。また、両社の間でスケールアップに向けた運営モデル、フリート管理や加盟店との統合などを巡って「見解の相違」が生じていると述べた。

その一方で、別の食品デリバリーパートナーとのデリバリー件数が1四半期で約50%増加したことも明らかにした。カシャニ氏は、2027年初頭に期限を迎えるUberとのパートナーシップ契約を更新しない見通しを示していた。Uberはこれまでに30社以上の自律走行技術企業と提携または出資を行っており、Serve Roboticsはその一社だった。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →