FlipkartのMinutes、インドのクイックコマース大手に迫る
原題: Two years after launch, Walmart’s Flipkart is closing in on India’s quick-commerce leaders
なぜ重要か
後発のFlipkartがわずか2年でInstamartに迫る成長を遂げており、インドのクイックコマース市場の競争構造が大きく変わる可能性を示している。
Walmart傘下のFlipkartが2024年8月に開始したクイックコマースサービス「Flipkart Minutes」の1日あたりの注文数が110万〜120万件に達し、Swiggyの「Instamart」(約140万件)に急接近していることが、事情を知る関係者らへの取材で明らかになった。Amazonもインドでの即時配達に本格参入しており、競争が激化している。
Walmart傘下のインド最大手EC企業Flipkartが2024年8月に立ち上げたクイックコマースサービス「Flipkart Minutes」が急速に成長している。TechCrunchが複数の関係者から得た情報によると、同サービスの1日あたりの注文数は現在110万〜120万件に達しており、2024年11月時点の約39万〜40万件から大幅に増加した。
この数字は、インドのクイックコマース市場で先行するSwiggyの「Instamart」(1日約140万件)に肉薄するものだ。市場調査会社Datum Intelligenceの直近の推計によると、同市場をリードするのはBlinkitで1日約340万〜360万件、次いでZeptoが約240万〜260万件、Instamartが約140万件となっており、FlipkartはInstamartとの差を急速に縮めている。
Swiggyは今月初め、Instamartが月間アクティブ取引ユーザー1,400万人以上を抱え、130都市以上で1,200超のダークストアを運営していると発表した。貢献利益ベースでは45%超のダークストアが黒字化しているという。
Flipkart Minutesの成長を支えているのは積極的なインフラ拡張だ。同サービスが運営するマイクロフルフィルメントセンター(小規模倉庫)は現在約1,020〜1,050か所で、2025年1月時点の600か所、1年前の約340か所から大幅に増加した。月あたり約100か所を追加しており、2026年末までに1,500か所を目指すとしている。
Datum IntelligenceのアドバイザーであるSatish Meena氏はTechCrunchに対し、「Flipkartはすでにシリアスなプレイヤーだ。1,000のダークストアを開設し、1日100万件の注文をこなしているなら、十分に本格的だ」と語った。同氏は、Flipkartが長年にわたって数十億ドルを費やして獲得してきた膨大な既存ECユーザーベースが、Minutesにとって即戦力の顧客基盤になっていると指摘する。さらに、同サービスではリピート購入率も上昇しており、顧客の65〜70%が継続利用しているという。