Truecaller、収益多角化でeSIM事業参入

原題: Truecaller gets into the eSIM business to diversify its revenue streams

なぜ重要か

既存の巨大ユーザー基盤を活用した新事業展開は、通信・アプリ業界の収益多角化戦略の重要事例となる。

発信者識別アプリのTruecallerが旅行者向けeSIMサービスを開始した。広告収益の減少を受け、収益源多角化を目指す。29ヵ国でサービス提供し、1GB・7日間から20GB・30日間まで複数プランを用意。5億ユーザーの既存基盤を活用し、他社との差別化を図る。

発信者識別サービスのTruecallerが旅行者向けeSIM事業に参入した。同社は広告収益の低迷を背景に、事業の多角化と財務基盤強化を目指している。新サービスでは1GB・7日間から20GB・30日間まで複数のデータプランを提供する。サービス開始時は29ヵ国で利用可能となり、イタリア、スウェーデン、スペイン、フランス、ドイツ、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなどが対象となる。ただし同社最大市場のインドは厳格な通信規制により対象外で、以前にAirAloやHolaflyが詐欺使用懸念で規制を受けた経緯がある。eSIMプラットフォームの運営にはTelnaとTelness Techと提携する。Fredrik Kjell最高執行責任者は「他社はゼロから顧客基盤を構築する必要があったが、我々は既に5億人が毎月利用し信頼するアプリ内でサービスを提供できる」と述べ、既存ユーザー基盤の優位性を強調した。この事業参入は同社にとって重要な時期に行われている。先週70人の人員削減を実施し、2026年第1四半期の業績も低迷した。純売上高は27%減の3億6200万SEK(約3934万ドル)、広告収益は44%減少した。同社はAI AssistantやFamily Protectionなどの機能でサブスクリプション収益の拡大を図っており、eSIMサービスは新たな収益源として期待される。

出典

techcrunch.com — 元記事を読む →