TopgolfがVMware離脱で11億円超を節約

原題: Topgolf saved over $11.3 million after leaving VMware

なぜ重要か

BroadcomのVMware価格政策が大規模ユーザーに与える実害が具体的な金額で示され、代替プラットフォームへの移行加速を裏付ける事例として業界の注目を集める。

スポーツエンターテイメント企業Topgolfは、BroadcomによるVMwareのライセンス体系変更で費用が400%増加する見通しとなったため、12,000台の仮想マシンをVergeIOのVergeOSへ移行した。その結果、インフラコストを1,130万ドル(約11.3億円)以上削減したと、同社グローバルインフラ担当マネージャーのScott Forehand氏がArs Technicaに明かした。

Topgolfは100カ所以上の施設を世界規模で運営し、リアルタイムのショット追跡やデジタル分析を提供するゴルフ複合施設企業だ。同社は数十年にわたりvSphereとESXiを利用し、2017年からはVMwareとDellが共同開発したハイパーコンバージドインフラ(HCI)プラットフォームVxRailを導入。Forehand氏はVMwareとの関係を「非常に深かった」と表現し、社員がVMwareのカスタマーカウンシルに参加したり、vSphereやHorizonの活用事例として書籍に掲載されたりしてきた経緯を説明した。

転機となったのはBroadcomによるVMware買収後の方針変更だ。永続ライセンスの廃止と製品バンドルへの移行により、Topgolfが見込んだコスト増は400%に達した。同社はオンプレミスワークロードの移行を決断し、会場・オフィス・ラボ・データセンターの各拠点をVergeOSへ移行した。現時点でまだ20施設がVMware Cloud Foundation搭載のVxRail上で稼働しているが、Forehand氏は12月第2週までに完全移行を完了する予定と述べた。

節約額1,130万ドルはハードウェアコスト変動分を除いた数字で、VergeIOのCMOであるGeorge Crump氏は「VMwareから移行するほとんどの顧客が、ソフトウェアライセンス・専用HCIアプライアンス・データ保護ツールの3分野でコスト削減を実感している」とコメントした。同社には四半期あたり約70社の新規顧客が加わり、「その大半はVMwareからの移行組」だという。移行のタイミングは更新時期やハードウェアリフレッシュと合わせるケースが多く、Topgolfも今回ゲームアーキテクチャの刷新と同時に実施した。

出典

arstechnica.com — 元記事を読む →