Zilog Z80プロセッサが誕生50周年

原題: The Zilog Z80 has turned 50

なぜ重要か

Z80の50年は、現代のCPU設計や産業用組み込みシステムの礎となったアーキテクチャの歴史的影響力を改めて示す節目である。

1976年7月に正式発売されたZilog Z80プロセッサが、2026年に誕生50周年を迎えた。8ビットマイクロコンピュータの標準として広く普及し、初期のパーソナルコンピュータや家庭用コンピュータ、さらにGameBoyに搭載されたSharp LR35902など多数の派生アーキテクチャを生んだ。Zilogは約2年前に同チップの製造を正式に終了した。

Zilog Z80は1976年7月に正式発売された8ビットマイクロプロセッサで、2026年に誕生50周年を迎えた。

Z80の起源はIntelの8080にある。もともとComputer Terminal Corporation(CTC)がDatapoint 2200という端末向けに8ビットCPUの単一チップ化をIntelとTexas Instrumentsに依頼したことが発端だ。Intelが完成させたチップ(当初「1201」と命名)をCTCが採用しなかったため、それが8008、そして8080へと発展した。

Z80はこの8080および8085とバイナリ互換性を持ち、8ビットマイクロコンピュータのデファクトハードウェア標準の確立に貢献した。これにより、OSのCP/MやMicrosoft BASICといったソフトウェア標準も生まれた。

派生製品としては、任天堂の初代GameBoyに搭載されたSharp LR35902が特に有名だ。ZilogはのちにZ80ベースのマイクロコントローラや、パイプライン処理に対応した高クロック版のeZ80へと製品を集約し、主に産業用途向けに供給を続けた。同社がZ80の製造を正式に終了したのはわずか2年前のことである。

記事の筆者は10代後半に電子部品カタログでZ80が現役販売されていることを知り、自作Z80コンピュータを設計・製作した経験を持つ。学校の教師に写真室を借りてPCBをエッチングし、旧世代のコンピュータにまつわる多くの逸話を聞いたという。Computer History Museumのオーラルヒストリーパネルも参照しながら、チップ開発に携わった人々の証言を交えて50年の歴史を振り返っている。

出典

goliath32.com — 元記事を読む →