ホワイトハウス、AI規制を場当たり的に運用中
原題: The White House Is Making Up Its Rules for AI in Real Time
なぜ重要か
AI企業への規制が明確に定まっていない中での行政措置により、米国の技術革新推進戦略そのものが阻害される可能性が生じ、業界の方針決定に深刻な不確実性をもたらす。
トランプ政権がAnthropicに輸出規制指令を発令し、同社の最先端AI モデル「Claude Mythos」と「Fable 5」をオフラインに追いやった。約1週間経過も両者は対立したまま。Anthropicは具体的な違反規則がないと主張する一方、ホワイトハウトは無責任な行動と非難している。
トランプ政権がAnthropicに対して輸出規制指令を発令してから約1週間が経過したが、AI企業の最先端モデル「Claude Mythos」と「Fable 5」を復旧させるための交渉は膠着状態が続いている。
Anthropicの関係者によると、同社はトランプ政権が定めた具体的な手続きや規則に違反していないと考えている。一方、ホワイトハウトは最先端技術の展開に責任を持たない企業であると主張し、信頼を失ったと考えている。
この事態は、米国のAI規制がいまだに法律として確立されていない「無法地帯」の時代に突入したことを示している。元ホワイトハウス技術担当官は「ホワイトハウトは極度の反規制姿勢を取りながら、長年予測されていた現実のAI能力に直面している。本来は系統的に利益とリスクを管理する準備と政策があるべきだが、代わりにAI業界を混乱させる行き当たりばったりのアプローチになっている」とコメントした。
ホワイトハウトは外国籍従業員によるMythosとFable 5へのアクセスをすべて禁止するよう要求。これにより、Anthropicの従業員自身がアクセスできなくなり、AppleやMetaを含むすべての顧客がロックアウトされた。
ロイターによれば、US当局者はAnthropicが韓国の大手通信企業SK Telecomに対してMythosを共有したことに懸念を表明。SK Telecomは中国との関係を持つとみなされている。